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【2021年干支】ウシが出てくるおすすめの絵本 15選

今年の干支を絵本で読もう。

十二支の中の”丑(うし)”

2021年の干支は、丑(うし)年です。
十二支の中で順番は二番目ですが、ねずみのように姑息な手を使っていない分、実質、一番早く神様の御殿に到着したと言ってもいいウシ。
中国では、昔から方位をこの十二支の並びで表していて、牛と寅の場所は鬼門にあたる「北東」になります。
そのため、鬼の姿は昔から、寅模様のパンツを履いていて、頭にはウシのツノがあるそうですよ。
鬼のツノが干支と関係していたなんて、面白いですね。

人とウシとのかかわり

ウシは、ことわざや慣用句に多く使われていることからも分かるように、ねずみ同様、昔から人間との関わりが濃い動物です。
しかし、家畜として人間の生活に役立ち、人間が生きていく上でとても大切な存在であったことから、人間の意図しないところで関わってきたねずみとは、当然、その価値は大きく違っていたようです。

絵本においても、悪く描かれている印象の少ないウシ。今回は、そんなウシさんが出てくるお話を15冊選りすぐって集めてみましたので、ぜひ、この機会に、お子さんに読み聞かせてあげてください。

ウシが出てくるおすすめの絵本 15選

 

絵も、詩も、インパクト大!

『うし』内田 麟太郎/詩 高畠 純/絵 教育画劇

うしの後ろにうしがいて、そのまた後ろにもうしがいて、最後は・・・という、文にすると何とも単純なお話ですが、この内田麟太郎さんのシンプルな詩に、高畠純さんの個性的な絵が旨い具合に合わさって、素敵な一つの作品になっています。高畠さんの描くうしは表情が面白くて、これが淡々とした詩と合わさると無性に笑えてくるのです。
この絵本は私が読むより、絵本を読みなれていない人に淡々と読んでもらった方が、絶対子どもにウケる!と思い、主人に読んでもらったところ、子どもたちは大笑い。
その後も、子ども二人で何度も読み返していました。
 

小2むすこ
小2むすこ

うししか出てこないのに、なんでこんなに面白いの~。

 

5才むすめ
5才むすめ

またお父さんに読んでほしいっ!

 

『うし』は、他の記事でも紹介しています。
3,4歳児におすすめの絵本20冊

 
 

タイトル通りの、のんびり感。

『うしのもーさん』風木 一人/作 西村 敏雄/絵 教育画劇

大きくて力持ちの、うしのもーさんは、「せなかに のっけてよ」と言われれば、すぐに誰でも背中にのせてあげます。
もーさんの背中は沢山の動物たちでいっぱいになりますが、そんな中、もーさんはある願いをぼそっとつぶやくのです。
「ぼくも……のってみたいなあ」

見たことある絵だな~と思っていたら、我が家にある絵本『うんこ!』(サトシン/作 文溪堂)の絵を担当されていた西村さんが絵を描かれていました。
最初に紹介した『うし』(内田 麟太郎/詩 教育画劇)や、『おおきなかぶ』(A・トルストイ/再話 福音館書店)や『てぶくろ』(エウゲーニー・M・ラチョフ/絵 福音館書店)などにも見られる、”繰り返し”が子どもたちは大好きですよね。決して、続きが気になってページを捲る手が止まらないわけでも、大きなオチがあるわけでもなく、終始のんびりと続いていくお話ですが、最後はどうなるのかというわくわくした気持ちや、ちょっぴり予想外の展開に思わずニヤッと笑ってしまうぐらいが、子どもたちにちょうど良い安心感を与え、飽きずに何度も読まれていくのではないでしょうか。
 

小2むすこ
小2むすこ

必死な表情の動物たちがかわいかった!

 

5才むすめ
5才むすめ

もーさんの背中に乗ってみたい。まだ乗れるかな・・・。

 
 

独特な世界観!

『ウシバス』スズキコージ/作・絵 あかね書房

人々がウシバス停で待っていると、定刻にウシバスがやってきて乗車しますが、このウシバス、なかなか一筋縄ではいかないようで、乗っている人は振り飛ばされそうになるやら、海に沈むやら、踏んだり蹴ったり。
説明書きは一切なく、「グルグル」や「バシバシ」など理解しがたいセリフが続くので、読み聞かせにはけっこう難易度高めです。例えば読み聞かせを始める前に、「何人がウシバスにずっと乗っていることができるかな?」なんてクイズを出してお子さんを引き付けておくのも一つの手かもしれませんね。
色使いがアーティスティックで、現代アートを思わせるような、不思議な世界に触れられる作品です。
 

小2むすこ
小2むすこ

乗ってる人おかまいなしのウシが面白い。
必死につかまっている人たちは、ウシバスの恐ろしさを知ってて乗ってきたのかな。笑

 

5才むすめ
5才むすめ

ウシバスこわい。ぜったい乗りたくない。

 
 

うちの娘は「こたつうし」ならぬ、「ふとんむし」!

『こたつうし』かわまた ねね/さく 長谷川 善史/絵 世界文化社

寒くてこたつから出なくなったうし。その名も”こたつ”と”うし”で、”こたつうし”となったうしのお話です。
こたつうし母さんの温かいこたつを求めて、子どもたちが一人、また一人と入ってきて、こたつはぎゅうぎゅう。
そのうちケンカが始まって、こたつうしは立ち上がり・・・。

この絵本を読んでいて、思い浮かぶのは、布団の中で起きるのを渋る娘の顔。
お兄ちゃんは6時ピッタリに目覚ましで起きれるのに、妹ちゃんは布団をはぎ取ってもはぎ取っても、引っ張って潜り込む。眠り姫というか、ふとん虫。
本作を読みながら、「こたつうしは妹ちゃんみたいだね~」と、お兄ちゃんと笑いました。
 

小2むすこ
小2むすこ

このこたつうしのように、こたつに入ったまま動けたら、
どんなに幸せか・・・。

 

5才むすめ
5才むすめ

こたつうしに、なりたい。

 
 

こんなウシがいてもいい。

『まめうし』あきやま ただし/作・絵 PHP研究所

こちらは、まめうしくんの一日を絵本にした作品です。
豆粒ほどの小さい子うしですが、冒険が好きだったり、ぶたさんの背中をかいてあげたりと何かと頼もしい、まめうしくん。読んでいると、心がほっこりとしてきます。
とりさんやありさんを助けてあげる、優しいまめうしくんに子どもたちはニコニコして聞いていましたが、物語後半に出てくる、まめうしくんの夢には、声を出して笑っていました。
子どもたちは、まめうしに興味津々です。
 

小2むすこ
小2むすこ

小さくても毎日が楽しそう。
途中に迷路みたいなページがあって、面白かった。

 

5才むすめ
5才むすめ

まめうしくん、かわいいっ!!(ハート)

 
 

わがままで、くいしんぼうな牛の話。

『くいしんぼうのはなこさん』石井 桃子/作 中谷 千代子/絵 福音館

おひゃくしょうの家の牛、はなこは、食いしん坊でわがままな牛です。干し草をあげれば「ほしくさは いや」、とうもろこしの粉をやれば「それはいや、あおい クローバーが ほしい」と言います。そんなはなこも大きくなり、春がやって来ると牧場へ連れていかれるのですが、牧場生活でわがままが直るどころか、ますますやりたい放題で、その風貌はまるで大きなアドバルーンのようになってしまいました。そしてとうとう、獣医さんがやってきて・・・。

このお話は、牛の話には珍しく、どうしようもなくわがままな牛が出てくるお話です。
この牛のわがままっぷりときたら、読み聞かせをしていると、横から「ほかの牛がかわいそうだね・・・。」と、はなこ以外の牛を同情する言葉が聞こえてくるくらい、酷いもの。
このわがままな牛がどうなっていくのか、子どもたちは最後まで真剣に耳を傾けてくれました。
 

小2むすこ
小2むすこ

自分の事しか考えないで、わがままばっかり言ってると、いいことない。

 

5才むすめ
5才むすめ

このうし、いじわるでイヤ。

 
 

私たちの手元に牛乳が届くまで。

『おかあさん牛からのおくりもの』松岩 達/文 冨田 美穂/絵 北海道新聞社

 
 
こちらは酪農家の一日を通して、私たちの手元に牛乳などの乳製品が届くまでの流れを知ることが出来る絵本です。
とても詳しく教えてくれているので、物語の絵本しか読んでもらったことのないお子さんには少し難しいと感じられるかもしれませんが、わかりやすい絵で描かれた解説があるのでそちらを見ながら読み聞かせてあげると理解を深めることが出来るのではないでしょうか。
牛のお乳やお肉が私たちの手元に届くまでには、酪農家さん、獣医さん、授精師さん、酪農ヘルパーさん、牛乳を運ぶローリーの運転手さん、牛乳工場やお肉の工場で働く方々、ほかにも多くの皆さんが関わっていることがこの絵本を読めばわかります。この後に紹介させていただく『いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日』(坂本 義喜/原案 講談社)と合わせて読めば、牛と関わる仕事をしている方が普段どういう気持ちで牛と関わっているのかも良くわかって感慨深いです。
 

小2むすこ
小2むすこ

うしが草を食べてウンチをして、そのウンチを肥料にして草が生えてうしがその草を食べて、ウンチをして・・・。
なんか、すごいな~!ムダがない!

 

5才むすめ
5才むすめ

牛におっぱいが4つもあるって!
ねこには8つっ!!!

 
 

「いただきます。」の意味がわかる絵本。

『いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日』坂本 義喜/原案 内田 美智子/作 講談社

前半は、食肉センターに勤める坂本さんの息子さんの参観日エピソードが中心となっていて、坂本さんの「牛を解く(牛を殺す)」仕事への葛藤が描かれています。後半は、牛農家の女の子と、大切に育てられたみいちゃん(牛)のエピソードから、「この牛だけは解きたくない」と坂本さんが葛藤する気持ちが描かれています。
どちらも「牛を解く」食肉センターでの仕事への葛藤がメインに描かれていますが、この絵本を読んでいると、ご飯を食べる前にこれまで形式的に言っていた「いただきます。」という言葉の意味が、改めて心に響きます。子どもたちに「命をいただいて、命を繋いでいる」ということを知ってもらえる良い機会なのではないでしょうか。
 

小2むすこ
小2むすこ

これからはもっと、「いただきます」をちゃんと言おう!
残さず食べよう!

 

5才むすめ
5才むすめ

うしも泣くんだね・・・。

 
 

あんなものにも牛が!

『きみの家にも牛がいる』小森 香折/著 中川 洋典/絵 解放出版社

まず表紙の絵を見ただけで、子どもたちに読む前から質問の嵐だったこの絵本。
私たちの身の回りにある、牛が原料となっているものにはどんなものがあるか、それらを作る為には牛から命をもらっているのだというメッセージがたくさん詰まっていて、子どもたちは興味津々で最後まで聞いてくれました。
ページ配分としては、牛を解体する、食肉市場での作業についての説明がやや多めなので、乳牛というより肉牛の話が中心です。
最後のページには、家族で朝ごはんを食べている2・3ページの絵に、牛が原料のものがどれだけあったかがわかる絵が載っているので、子どもにクイズを出すことも出来そうですね。
食べ物以外にも身近なものに牛が使われていることが、子どもたちには衝撃だったようです。
 

小2むすこ
小2むすこ

グミにも牛が使われていることに驚いた。接着剤にも・・・。

 

5才むすめ
5才むすめ

知らないことばかりだった!

 
 

夢のようなうし!

『うしさんおっぱいしぼりましょ』穂高 順也/作 竹内 通雅/絵 ポプラ社

現実的な絵本の紹介が続いたので、次は思いっきりメルヘンな絵本の紹介をしたいと思います。

こちらは、とびきり美味しい牛乳を搾ってくれる、ちょっと不思議な「まきばのぎゅうにゅうやさん」の物語です。
「まきばのぎゅうにゅうやさん」の、牛のお乳が飲みたい人は、お金を払わなくていい代わりに牛になにか食べ物をあげることが条件です。みんなは、イチゴをあげたり、バナナをあげたり、豆をあげたり、いろいろなものを牛に食べさせるのですが、ついにはあんなもの、こんなものまで食べだして・・・。
お次はなにを??と、次に牛が食べるものを想像しながら読み進めていける一冊です。
それを食べた牛のお乳から何が出てくるのかを、親子で当てっこするのが楽しいですね。
♪うしさん おっぱい しぼりましょ♪」のフレーズに子どもたちはすっかりハマったようです。
 

小2むすこ
小2むすこ

うしさん おっぱい しぼりましょ~♪
ぼくなら氷を食べさせるわ~。

 

5才むすめ
5才むすめ

うしさん おっぱい しぼりましょ~♪
わたしならイチゴと氷~。

 
 

スコットランドの昔話

『ノロウェイの黒牛』中川 千尋/文 さとう ゆうすけ/絵 BL出版

こちらは、ノロウェイの黒牛に魅入られた娘の物語です。
身の毛もよだつ怪物と言われるノロウェイの黒牛と結婚してもいいと姉たちに語っていた娘の前に、ある朝、その発言通り、本当にノロウェイの黒牛が娘を迎えにやってきてしまいました。娘は黒牛の背に乗り、果てしない旅に出ることになりますが、やがて、黒牛にかけられた呪いを知ってしまい・・・。

さとうゆうすけさんの絵がとても美しいので、子どもたちはすぐにこの絵本を気に入ったようです。特に下の娘は、この絵本を読んでからと言うもの、髪をくくる時にはこの絵本を持ってきて、「このお姫様と一緒の髪型がいい~。」と言うようになりました。「恐ろしい黒牛は、実は呪いをかけられている・・・」というよくある設定も乙女心をくすぐったようで、保育園児が読むには字も小さく、ページ数も多いにも関わらず、一生懸命自分で読んでいました。
 

小2むすこ
小2むすこ

日本以外のほかの国にも、いろんな昔話があるんだ~。
もっといろんな国の昔話が聞いて見たくなった!

 

5才むすめ
5才むすめ

お姫様が可愛かった~。
最後がよかったねぇ!

 
 

みんなちがって、みんないい!

『はなのすきなうし』マンロー・リーフ/さく ロバート・ローソン/絵 岩波書店

こちらは、花の匂いを嗅いでいるのが大好きな、フェルジナンドという子牛のお話です。
他の牛たちのように飛んだり跳ねたりするよりも、草の上に座って静かに花の匂いを嗅いでいるほうが好きなフェルジナンドは、大きくなっても、他の牛たちのように角でつつき合ったり、頭をぶつけあったりせず、変わらず花の匂いを嗅ぐのが好きでした。
そんなある日、闘牛に出す一番大きな気性の荒い牛を探しに牛飼いたちがやってくるのですが、ひょんなことからフェルジナンドが牛飼いたちの目に留まってしまい・・・。

本来ならカタカナ表記であるべき、国の名前や牛の名前がひらがなで書かれていたり、文の並びが独特で、読む側は少し読みづらさを感じるかも知れませんが、子どもたちは最後まで楽しんで聞いてくれました。
闘牛場へ連れていかれるフェルジナンドを見て、「かわいそうだね・・・。」としんみりしている我が子に、こういう気持ちがわかるようになったのかと、親としてしんみり。
花が好きな牛がいてもいいし、仮面ライダーが好きな女の子がいてもいい、ラブパトリーナが好きな男の子がいてもいいよね~なんて読んだ後、親子で話しました。
 

小2むすこ
小2むすこ

最後のページの「大闘牛フェルジナンド」と書かれたポスターの絵が面白かった。
本当はあんなのじゃないのにね。笑

 

5才むすめ
5才むすめ

フェルジナンドが、もとの場所に帰れてよかったね~。
よかったぁ・・・。

 
 

ウクライナの昔話

『わらのうし』ワレンチン・ゴルディチューク/作 内田 莉莎子/訳 福音館

こちらは、貧乏なおじいさんとおばあさんの、ウクライナ版わらしべ長者のようなお話です。
タールづくりと糸を紡いでなんとか生計を立てていた貧乏な老夫婦は、ある日、おばあさんの提案でわらの牛を作ることにしました。わらで体を作り、横っ腹にたっぷりとタールを塗った、わらの牛です。
翌朝、おばあさんは、このわらの牛と丘に登りますが、おばあさんが居眠りをしているすきにクマがやってきて・・・。

この絵本を読んでいると、「タールってなに?」と子どもからの質問。
そうですよね。大人の私もよくわかっていないのだから、子どもがイメージできるわけがありませんよね。絵によると、なにやら黒く、くっつくものらしいことはわかるのですが・・・。よく見ると、絵本のページの右下の方にちゃんと説明して下さっていました。この説明から、さらにイメージしやすくなったようで、無事に物語に入り込むことが出来たようです。
ストーリーの面白さはもちろんのこと、『おおきなかぶ』や『てぶくろ』などの名訳で知られる内田莉莎子さんが翻訳を担当され、ウクライナの代表的な画家であるワレンチン・ゴルディチュークさんが長い時間を費やして丁寧に作品にしていった絵本なので、子どもたちに媚びない昔話の面白さがこの絵本には詰まっています。
 

小2むすこ
小2むすこ

動物たちがおじいさんを裏切るんじゃないかと思ったけど、
そうじゃなくてホッとしたよ。

 

5才むすめ
5才むすめ

キツネだけ、なんかかわいそうだった。(←この発言の真意は不明。)
でも最後はみんなよかったね。

 
 

話のオチが面白い。

『おばあさんのひっこし』エドナ・ベッカー/作・絵 神沢 利子/訳 福音館

ある日、おばあさんは古くなった自分の家を引っ越すことを決心します。
そうと決まれば、二匹のねこと、ろばと、牝牛を引き連れて、さっそく、すてきな新居探しに出かけました。
「わたしゃ、ここに すみたいね」すぐにすてきな空き家が見つかりましたが、ここで少々困ったことが・・・。
動物たちの意見もしっかりと聞き入れる、おばあさんの新居探しが気になって仕方がない物語です。

読んだ後に、「意味わかった?」と子どもたちに聞いてみたところ、上のお兄ちゃんはすぐにわかったようでニヤニヤ笑っていました。下の子は、お兄ちゃんの説明を聞いて「そういうことか!」とようやく納得。意味がわかるとこの話の面白さに気づいたようで、その後、何回も自分で読んでいましたよ。
 

小2むすこ
小2むすこ

ちょっとした旅行だ!笑
この話、面白かったね~。

 

5才むすめ
5才むすめ

この話大好き!

 
 

優しさに包まれた絵本。

『おりこうなアニカ』エルサ・ベスコフ/作・絵 福音館

ある日、アニカは、壊れた牧場の柵から牝牛のマイロスが逃げ出してしまわないように、牧場でマイロスの見張りをすることになりました。ところが、見張っていた甲斐もなく、マイロスはあっという間に壊れた柵から抜け出してクローバー畑へ飛び出して行ってしまい・・・。

いぬに協力してもらったり、小人たちの手を借りたり、みんなに助けてもらいながら困難を潜り抜けるこのお話は、誰かを思う温もりに溢れ、優しさに包まれています。エルサ・ベスコフさんの描く絵からも温かみが伝わってくるようで、子どもたちは描き込まれた絵に釘付けになってみていました。特に、しっかり者のアニカが小人の子どもたちに囲まれて、「パンケーキを一緒に食べよう」と誘われて困っているシーンを微笑ましそうに眺めていましたよ。
 

小2むすこ
小2むすこ

別の話にも出てきたけど、うしがクローバー好物だって、今回はじめて知ったよ!

 

5才むすめ
5才むすめ

アニカには友達がたくさんいるね!

 

 

ウシが出てくる絵本

いかがでしたか?
ウシが出てくるお話は、大胆な絵柄でインパクトのあるものが多く、お子さんの好奇心をくすぐりますが、中には、『いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日』『きみの家にも牛がいる』のように、大事なことに気づかせてくれたり、『ノロウェイの黒牛』『わらのうし』のように、昔話として人々の心に残り、愛され続けた名作もあり、読み聞かせにはピッタリです。

この機会に、ぜひ、お子さんにウシが出てくるお話を読み聞かせてあげてください。

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月を愛でながらの読み聞かせに、ピッタリな絵本 10選

秋は月が綺麗に見える季節。

秋は、一年の中で、月が最も美しく見える季節です。
特に、中秋の名月と呼ばれる十五夜は美しく、ススキや、月に見立てた丸い団子を飾ったりと、この時期に月を愛でることは、古くから日本の文化として根付いてきました。
十五夜は、旧暦8月頃の満月の夜を指していて、現在の暦に置き換えると9月頭ぐらいから10月頭ぐらいの間の満月の夜にあたりますが、実は、この十五夜以外にも、あまり知られてはいませんが、十三夜(じゅうさんや)十日夜(とうかんや)など、名月と呼ばれる時期が秋にはいくつかあるようです。
また、月にはスピリチュアルな力があるとも言われていて、占星術では、命や母性の象徴として捉えられています。月が綺麗な夜に、窓から夜空を眺めて、なぜかほっと安らかな気持ちになるのは、ひょっとすると、そんな月の不思議な力が働いているのかも知れませんね。
今回は、そんな月の美しい夜にピッタリの絵本を10冊選んでみました。
月に魅せられながら、ぜひ、穏やかな気持ちで絵本をお子さんに読み聞かせてあげてください。
 

 

月を愛でながらの読み聞かせに、ピッタリな絵本10選

 

どうして月にうさぎがいるの?

『つきのうさぎ』いもと ようこ/文・絵 金の星社

「どうして、月にはうさぎがいるの?」と、お子さんに訊ねられたら、ぜひ、こちらの絵本を読み聞かせてあげてください。
道端でたおれて今にも死にそうな老人に、動物たちは、それぞれ自分の特技を生かして取ってきた食べ物を分け与えますが、何の特技も持たないうさぎだけ、食べ物を見つけることが出来ません。そこで、うさぎがとった驚きの行動が、なんとも切なく、読んでいて衝撃的なお話です。
尊い心を持つ、このうさぎの物語を知れば、きっと、眺める月の印象もこれまでとは少し違ったものになるかも知れませんね。
 

小2むすこ
小2むすこ

うさぎは、月で生きているんだね。

 

5才むすめ
5才むすめ

でもやっぱり、うさぎがかわいそう。

 

絵本ならこんなことも出来ちゃいます。

『カロリーヌつきへいく』ピエール・プロブスト/作・やました はるお/訳 BL出版

こちらは、「カロリーヌとゆかいな8ひき」シリーズの4作品目です。しっかり者のお姉ちゃんカロリーヌと、愛らしい動物たちの冒険も、舞台はいよいよ宇宙となります。有名なエクリプス博士のロケットに乗って、カロリーヌと動物たちは、宇宙で無重力を体験し、月で博士が命じた任務を遂行します。そんな時、どこからともなく宇宙人が現れて・・・。
主人公カロリーヌのモデルは、作者であるプロブストさんの愛娘さんだそうです。動物と話が出来たり、いろんな場所へ行ったり、現実世界ではなかなか出来ない体験を、カロリーヌを通してたくさん味わうことの出来るシリーズです。
 

小2むすこ
小2むすこ

子どもがロケットを運転できたり、月へ行けたり、動物と話が出来たり、ありえないことだらけだけど、そこが面白い。

 

5才むすめ
5才むすめ

カロリーヌみたいな友達がいい!

 

なるほど、月はそうやって丸くなっていたのか!

『おつきさまはまあるくなくっちゃ!』ふくだ じゅんこ/文・絵 大日本図書

夜空に細いお月さまを見つけたおばあさん。「おつきさまは まあるく なくっちゃ」と、スープを作ったり、ピザを焼いたり、せっせとお月さまに料理を作って食べさせます。そのかいあって、お月さまは見る度まあるくなっていくのですが・・・。
どこか外国の絵本を思わせるような絵柄で、子どもたちをあっという間に引き込んでしまう、こちらの絵本。読むところは少なめで、とにかく絵にインパクトがあります。個性的な絵と秀逸なオチで、読み方次第では、子どもたち爆笑間違いなしの一冊です。
 

小2むすこ
小2むすこ

この本、面白いよね~。

 

5才むすめ
5才むすめ

うん。大好き。
短いから、私でも読める。

 

小2むすこ
小2むすこ

おばあさんと月の表情が面白いよな。
最後の月の絵が、何回見ても笑える。ぷぷっ。

 

これぞ、日本版ハロウィン。

『おつきみどろぼう』ねぎし れいこ/作・花之内 雅吉/絵 世界文化社

十五夜に、おばあさんがお月見だんごを作ってお供えをしました。「さあて、みんなの おだんごは どんなかな」おばあさんは、他の家のお月見だんごが気になって出かけていきます。そして、こっそりこっそりお月見どろぼうをするのです。
この絵本で描かれている「おつきみどろぼう」は、日本の年中行事であり、現在でもこのように家々を回り、お菓子をもらう風習が各地に残っているようです。まるで、ハロウィンのようですね。
お恥ずかしながら、この本を読むまで私は、こういった風習が日本にあることを知りませんでした。知っている方はどのくらいいるのでしょうか。秋と言えば、日本はハロウィンに沸いていて、渋谷の街をコスプレした若者たちが闊歩したり、ハロウィンパーティーをしている家(うちもそう。)なども多くありますが、このような日本の年中行事も大切にしたいな~と読んでいて思いました。
 

小2むすこ
小2むすこ

ぼくも、お月見どろぼうしてみたい。
お月見、家でもやったらいいのに・・・。

 

5才むすめ
5才むすめ

楽しそう!
ねずみさんの家のお月見がいいな。
あの大きさなら、パクパク食べれちゃう!

 

10ぴきのかえるシリーズ、安定の面白さ。

『10ぴきのかえるのおつきみ』間所 ひさこ/作・仲川 道子/絵 PHP研究所

10ぴきのかえるたちは、お客さんをお迎えしてお月見をするために、すすきを取りに行ったり、お月見だんごを作ったり、せっせと準備を始めます。途中にちょっとしたトラブルが起きるのが10ぴきのかえるたちのお馴染みパターンですが、今回もそのようで・・・。
季節の本を探したい時に、「10ぴきのかえる」シリーズは大助かりです。夏祭りをしたり、冬ごもりをしたり、お正月をしたり、10ぴきのかえるたちは、いつもその季節の行事を自分たちなりの楽しみ方で楽しんでいるので、子どもたちも絵本を通して、その行事の楽しみ方を知ることが出来ますよ。
 

小2むすこ
小2むすこ

このシリーズ、大好き!

 

わたし
わたし

図書館で、よく借りたよねぇ。

 

小2むすこ
小2むすこ

「ひっくりかえる」とか、「かんがえる」とか、
みんな、名前どおりの性格なんだよ。

 

5才むすめ
5才むすめ

どのかえるも、かわいい!!

 

お月さまにプレゼントをあげるには?

『おつきさまにぼうしを』シュールト・コイパー/作・ヤン・ユッテ/絵 文溪堂

サルとワニとメンドリが空を見上げると、空の高い所に、お月さまがいました。3びきは寒そうなお月さまを心配して、それぞれ、ぼうしと手袋とマフラーをプレゼントしようと考えますが、どうすればお月さまの元へ届けられるのかがわかりません。そこへ、雲がお月さまの方へ流れてきて・・・。
自分たちの事だけではなく、他人を思いやれる優しさがこのお話の軸となっているので、読むと優しい気持ちになれる作品です。お月さまにプレゼントを贈る方法を一生懸命考える動物たちが健気で可愛らしいですよ。
 

小2むすこ
小2むすこ

動物たち、優しいね。

 

5才むすめ
5才むすめ

お月さまも寒いのかな・・・。

 

月を見つめて誰かを思う素敵さ。

『おつきみピクニック』いちかわ なつこ/作・絵 ほるぷ出版

お月さまがまるくてきれいな夜に、森のかめの親子はお月見ピクニックに出かけました。途中、いろいろな動物と出会ったり、少しドキリとすることもありますが、苦労のあとの月の美しさはやはり格別なようです。
月を眺めながら、かめのお母さんが、遠くの砂漠にすむかめさんに思いを馳せるところが何とも素敵なお話です。月を眺めて誰かを思うなんて、まるで平安時代の和歌の世界のようですね。
 

5才むすめ
5才むすめ

夜のピクニックとか、おもしろそう!

 

小2むすこ
小2むすこ

・・・でも、ちょっとこわいな。

 

5才むすめ
5才むすめ

カメさんみたいに、お父さんとお母さんと行けば、きっとこわくないよぉ。

 

独特な質感で、温かい絵が印象的な絵本。

『お月さまってどんなあじ?』ミヒャエル・グレイニェク/文・絵セーラー出版 あかね書房

「お月さまってどんなあじなんだろう。」ある日、気になったカメは、一番高い山に登ってお月さまをかじってみることにしましたが、小さなカメには届きません。そこでカメはゾウを呼びました。お月さまがひょいっと逃げるものだから、またまた届かず、ゾウはキリンを呼んできて・・・。
どこか、ロシアの昔話『おおきなかぶ』を思わせる流れに、子どもたちはわくわくするようです。
何の材質で描かれているのか、少し和紙のような、ざらついたタッチの絵が、物語の優しい雰囲気にピッタリ合っています。
読み聞かせの後に、お月さまがどんな味かお子さんに聞いてみると、面白い答えが返ってくる可能性大ですよ。
 

5才むすめ
5才むすめ

この絵本、保育園にもある!
先生が読んでくれたよ!

 

わたし
わたし

妹ちゃんは、お月さん、どんな味だと思う?

 

5才むすめ
5才むすめ

ばあばが作ってくれたスウィートポテトの味か、
塩のかかった手羽先の味かな。

 

わたし
わたし

・・・・。

 

5才むすめ
5才むすめ

この絵は、チップ〇ターのポテトチップスみたいだよね。

 

わたし
わたし

ほんとだ!
ザラザラしてそうな質感、確かにポテトチップスみたいだね。
じゃあ、やっぱり塩味かコンソメ味・・・?

 

受け継がれていく技術と情熱の物語。

『満月をまって』メアリー・リン・レイ/文・バーバラ・クーニー/絵 あすなろ書房

”ぼく”のお父さんは、満月の日にハドソンへ行って、手作りのかごを売っています。ぼくはいつも、一緒に連れて行ってほしいと頼みますが、お父さんは「もっと大きくなったらな」と言って、ひとりだけで売りに行ってしまいます。そんなある日のこと、9歳の誕生日を迎えたぼくに、お父さんが一緒にハドソンへ行くことを許してくれるのですが・・・。
こちらは、今から100年以上前にアメリカのコロンビア群の山間で、かごを作って暮らしていた人たちのことを描いた絵本です。月と直接の関係はありませんが、物語を読んでいると、かご作りへの静かな情熱と、儚げな月明かりとがリンクしているように感じられ、月と共に、伝統工芸の素晴らしさに気づける絵本ということで、今回10冊の中に加えさせて頂きました。
物語の題材が実在していた人たちであり、伝統工芸ということで、読んでいて、ずっしりと重く心に響く作品です。
高学年くらいのお子さんに読み聞かせると、いろいろな感想を持ってくれるのではないでしょうか。
 

5才むすめ
5才むすめ

かご作り、楽しそう!

 

小2むすこ
小2むすこ

途中で怒鳴ってきた男の人に、腹が立った!
なんで、あんなひどいことを言うの?

 

わたし
わたし

人って、自分のよく知らないものは、気味悪く思ったりして、受け入れがたかったりするんだよ。
残念だけど、どこにでも、あんな人はいるよ。

 

小2むすこ
小2むすこ

・・・ひどいなあ。

 

しっとりお月見も、いただきバスとネズミたちがすればこうなります。

『おつきみバス』藤本 ともひこ/作・文 すずき出版

こちらは、軽快なテンポが特徴的な「いただきバス」シリーズの第五弾です。
赤い空に、白い月と、色使いが何とも斬新で、作者さんのコメントによれば、「花札」を意識して描かれたのだそうです。言われてみれば、色合いの他にも、山やススキの絵が、花札らしい雰囲気で描かれているように感じられます。
内容は、大人から見ればいささかハチャメチャ過ぎるようにも思えますが、子どもは案外このテンポがお好みらしく、「そんなバカな~」と終始笑ってみていました。
絵本選びは、大人が子どもに読ませたいと思うものを選ぶのも良いですが、いくら大人がピンと来なくとも、子どもが自ら手に取って「面白い」と思えるものを、一緒に選んであげることも大事なような気がします。
 

小2むすこ
小2むすこ

しゃりんの長さに笑った!

 

5才むすめ
5才むすめ

バスとねずみたち、いつも仲がいいなあ。

 

 

まとめ:寝る前に読み聞かせをする習慣

 
いかがでしたか?月を食べたり、月へ行ったり、月のうさぎの由来であったり、月にはいろいろな楽しいお話がありますよね。
家事や共働きなどで、お子さんとなかなかゆっくりと触れ合う時間が取れないご家庭は、ぜひ、寝る前の5分を絵本の読み聞かせに使うことから始めてみてください。
絵本の読み聞かせは、月同様に、読む者と聴く者の心を癒し、落ち着かせてくれる効果があると言われています。月の出る夜、寝る前に絵本を読み聞かせてあげることで、一日を穏やかな心持で締めくくることができ、次の日のモチベーションにも、きっと、繋げていけるのではないでしょうか。

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「赤ちゃんはどこからくるの?」と聞かれた時に、読み聞かせたい絵本5選

子どもの純粋な疑問に答えて。

「赤ちゃんは、どこからやってくるの?」
ある日、ふと我が子にこう訊ねられたら、あなたは何と答えますか?
「コウノトリが運んできてくれた」?それとも、ごまかさずにあるがままのストーリーを語りますか?
おそらく、大半の親が戸惑い、口ごもってしまうのではないでしょうか。
どこまで話すべきなのか悩みますし、命の話をないがしろには出来ません。ちゃんと答えてあげようと考えれば考えるほど、難しいですよね。
今回は、そんなとっても大切な、性や、命の話について書かれている絵本を5冊選んでみました。
選んだ5冊の本の中には、性犯罪から身を守る術を丁寧に教えてくれる絵本も含めています。
性や命の話と一緒に、この機会にぜひ、お子さんに読み聞かせてあげてください。

「赤ちゃんはどこからくるの?」と聞かれた時に、読み聞かせたい絵本5選

 

ごまかし一切なしの、命の話。

『ぼくどこからきたの?~あるがままのいのちのはなし。ごまかしなし、さしえつき。~』ピーター・メイル/著・谷川 俊太郎/訳 河出書房新社

こちらの絵本は、子どもに語り掛けるかたちで、とても丁寧に説明していますが、かなり濃い内容になっているので読み聞かせる前に少し覚悟が必要かもしれません。一切のごまかしが無いので、子どもとしては知りたかったことを存分に知られるはずです。

親しみある絵で、子どもの「なぜ?」に答えてくれる絵本。

『なぜなのパパ?』きたざわ きょうこ/さく・やなせ たかし/え アーニー出版

こちらは、表紙の絵から見てもわかるように、子どもたちにとって、とっても親しみのある、やなせたかしさんが絵を担当されています。話のテンポも良く、子どもの知りたい気持ちに寄り添って、出来るだけわかりやすい、理解しやすい言葉を選んで作られたのがよくわかります。オブラートに包みつつ、知りたいことだけ的確に答えてくれているので、読む側もかまえずに読むことのできる一冊です。

自分の身体が大切だと知れる絵本。

『わたしのはなし』山本 直英・和歌山 静子/さく 童心社

こちらは、女の子に向けて書かれている絵本ですが、もちろん、読み聞かせるのは男の子であっても構いません。
この本では、心と体がいかに大切であるかを説いており、プライベートゾーンについても触れられています。命の話と言うよりは、プライベートゾーンを他人に触られるのは良くないということ、そのようなことをされた時にどう自分を守るかということが書かれています。赤ちゃんの話からは少し外れてしまうかも知れませんが、これも同じ性の話の一つとして、ぜひ、お子さんに伝えてあげてほしいと思います。

なぜ、自分がここに生きているのか。

『ぼくのはなし』和歌山 静子/さく 童心社

この絵本の主人公は男の子ですが、もちろん、こちらも女の子に読み聞かせてあげて構いません。
海君という、一人の男の子を通して、赤ちゃんがいるお腹の中の仕組みや、赤ちゃんが形になって生まれるまでのストーリーを可愛い絵で伝えてくれています。性交の図や話も少し出てきますが、あくまでも命が形になるまでのストーリーの一つとして伝えられているので、語りづらさはそれほどありません。

性被害から身をまもる術を教えてくれる絵本。

『とにかくさけんでにげるんだ~わるい人から身をまもる本~』ベティー・ボガホールド/作・安藤 由紀/訳 岩崎書店

こちらも、山本直英さん、和歌山静子さんの『わたしのはなし』同様に、自分の大切な心と体を守る術について教えてくれている絵本です。更に、こちらはもう少し具体的な例をいくつか紹介してくれているので、お子さんもいろいろなケースをイメージしやすいのではないでしょうか。
お子さんに命の話をする時に、ぜひ、それを脅かす存在がいるのだということ、如何なる場合も自分は全く悪くないのだということを一緒に話しておくことは、誘拐や性被害の予防にもきっと繋がるはずです。
こういった絵本を通して、親子で気軽に話せることは、親として、とてもありがたいと思います。

誰だって自分のルーツを知りたいもの。

いかがでしたか?
なるべく、恥じらいなく語れるものを選んだつもりですが、それでもまだ大人からみれば、戸惑ってしまう絵や単語が見られたりと、躊躇してしまうことがあるかもしれません。
しかし、『ぼくのはなし』のあとがきで、著者の和歌山静子さんは、こう言われています。
「この問いは、子どもにとっては、自分のアイデンティティ(正体)を確かめることなので、決して親はいいかげんに扱ってはいけません。」
和歌山さん曰く、「自分のルーツを知ることによって自分の価値に気がつく」のだそうです。
このことを常に頭においておけば、純粋な子どもの問いかけに恥じらっている場合ではないとすぐに気づくはずです。
誰だって、自分のルーツを知る権利があるのですから。
話しづらい話だからこそ、絵本に助けてもらいながら、ごまかさずに、ぜひ、教えてあげたいですね。

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~絵本で赤ちゃん返りを乗り切ろう!~兄弟が出来る我が子へ、読み聞かせたい絵本10選

読み聞かせで安心感に包まれて。

我が子に兄弟が出来ることは、喜ばしいことです。なぜなら、生きていく上で、互いに励ましあい、助けとなり、無条件に自分の味方となる存在は、そうはいないからです。
兄弟がいて良かったと我が子にも感じてほしいと思うのが親の性ですが、実際には、なかなか親の思い通りにはいかず、兄弟のありがたみを知るのは、もっとずっと後のことになるのが殆どなのではないでしょうか。
幼いうちは、兄弟が出来ることによって大好きなママを奪われるのではないかと子どもは気が気ではありません。下に兄弟が出来たからといって、そう簡単に、お兄ちゃん、お姉ちゃんに急にはなれないのです。お子さんによっては、赤ちゃん返りが起こってしまって手が付けられない状態になってしまうことも。そんな時、上のお子さんの気持ちに寄り添って、自分は愛されているのだという安心感を与えてあげられることが、お子さんの自己肯定感を育むことに繋がるのだと思います。
絵本は、こうした「安心感」を与えることにおいて、ピッタリなアイテムです。優しい声で絵本を読み聞かせてあげることで、母も子も穏やかな気持ちになり、安心感に包まれるのです。
今回、兄弟が出来る上の子の気持ちに寄り添える絵本を10冊選んでみましたので、これを機会に、ぜひ、お兄ちゃん、お姉ちゃんに、たくさん読み聞かせてあげてください。

 

兄弟が出来る我が子へ、読み聞かせたい絵本10選

 

温かい気持ちに包まれる絵本。

『わたしがあかちゃんだったとき』キャスリーン・アンホールト/さく・角野 栄子/やく 文化出版局

自分が赤ちゃんだった頃に着ていた小さな洋服をみつけたことをきっかけに、赤ちゃんだった自分のことをお母さんに訊ねる女の子。赤ちゃんだった自分は、何を食べていて、どんな遊びが好きで、どんな風に愛されていたのか・・・女の子の質問一つ一つに丁寧に受け答えをしながら、お母さんは、女の子へかけてきた溢れんばかりの愛情を示していきます。
この絵本を読んだ後で、「あなたも赤ちゃんだった頃・・・」と、お子さんに伝えられると素敵ですね。
 

上の子の心情の変化がなんとも健気!

『あなたってほんとにしあわせね!』キャスリーン・アンホールト/さく・星川 菜津代/やく 童話館

自分に弟が出来るなんて、これまで想像もしたことがなかった女の子にとって、赤ちゃんは異質の存在。
おばあちゃんは赤ちゃんを見て、「かわいい!」と言いますが、女の子にとっては「つぶれたいちごみたい」にしか見えません。それでも少しずつ向き合って、赤ちゃんと過ごす日々を楽しめるようになっていく女の子の心情の変化が、丁寧に描かれている作品です。
 

あかちゃんの一年がわかる写真絵本。

『あかちゃんてね』星川 ひろ子・星川 治雄/著 小学館

こちらは、産まれて一時間経った赤ちゃんが一歳を迎えるまでを、まるでお母さんが上のお姉ちゃんに優しく語り掛けているかのような文章と写真で紹介している写真絵本です。ページ最後の方には、一年間で赤ちゃんがどのくらい大きくなったかわかる写真が見開きで載っているので、赤ちゃんの成長の早さに驚くお子さんの顔が見られるかもしれませんね。上の子にとって、これまで未知の存在であった漠然としていた妹(弟)のイメージが、写真によって、より鮮明に思い描くことが出来る一冊です。
 

お腹の中の赤ちゃんを身近に感じられる絵本。

『おへそのあな』長谷川 義文/さく・え BL出版

こちらは、今はまだお母さんのお腹の中にいる赤ちゃんが、お母さんのおへその穴から、外の様子を見たり、聴いたりしている、微笑ましいお話です。お腹の中に赤ちゃんがいると言われても、それは当然目に見えないので、子どもたちにとっては、どこか現実味がなくて釈然としませんが、この絵本を読んであげることで、目には見えなくても、ちゃんとそこに命があることに気づいてもらえるのではないでしょうか。
「なんで絵が逆さなの?」子どもの口からそんな疑問が出てきたら、親としてはしてやったりですね。
 

戸惑いながらも、楽しみで仕方ない、ぼくの弟。

『あかちゃんがやってきた』角野 栄子/さく・はた こうしろう/え 福音館書店

「おーい、おとうと」生まれてくるのは弟に違いないと、弟と遊ぶ自分を想像するお兄ちゃん。妄想はどんどん膨らんで、留まることがありません。
こちらは、まだ見ぬ赤ちゃんに、嫉妬心を抱きつつも、赤ちゃんの誕生が楽しみで仕方ない男の子のお話です。読んでいると、男の子のドキドキとした気持ちが伝わってきて、自然と笑顔になります。最後には、ちょっぴり意外な展開が待っていて「どおりでお腹の大きさが・・・。」と思わず呟いてしまいました。
弟(妹)が出来ることによる、純粋な喜びに溢れる絵本です。
 

構ってほしい。切ない気持ちはネコも一緒。

『ねえだっこして』竹下 文子/さく・田中 清代/え 金の星社

こちらは、お母さんのお膝を赤ちゃんに奪われてしまったネコの、切ない気持ちを描いています。
「わたし まってるから あとでで いいから」そう言って、自分に関心が向くのをひたすら待つネコ。
「あかちゃんなんて つまらない」お母さんと赤ちゃんのやり取りを見ながら、そんなことを考え、「わたし もう おおきいから」なんて、ネコは自分に言い聞かせるのです。
翌々考えれば、これらの感情は全て、上の子が抱くそれと同じですよね。ただし、人間の子は、ネコのように素直に甘えにいけません。だからこそ、少しのシグナルに気づいて抱きしめてあげたいですね。
 

上の子の気持ちに、全力で寄り添った絵本!

『ちょっとだけ』瀧村 有子/さく・鈴木 永子/え 福音館書店

赤ちゃんが生まれてから忙しいママを横目に、自分で着替えたり、髪を括ってみたり、なっちゃんはママの手を借りることなくいろいろなことに精一杯挑戦します。
それらが「ちょっとだけ」成功した時の満足気な表情や、一生懸命”おねえちゃん”を頑張る健気さに、胸の奥がきゅっと締め付けられる作品です。母親が下の子のお世話をしている間、上の子は、少なからず、何かしらの我慢を強いられているのだということに、改めて気づかされます。読むと、上の子を抱きしめたくなるかも知れません。
 

妹を可愛がる、しっかり者のお姉ちゃん。

『あさえとちいさいいもうと』筒井 頼子/さく・林 明子/え 福音館書店

こちらは、面倒見がいい、しっかり者のお姉ちゃんのお話です。
これまで紹介してきた、妹(弟)への戸惑いが隠せない主人公たちとは少し違い、あさえは、自分より幼い妹を守るべき存在であるとちゃんと認識していて、一生懸命”お姉ちゃん”をしています。いなくなった妹を心配して、必死に探して駆け回り、妹への愛が溢れています。
この素敵な”お姉ちゃん”にも、きっと、妹を可愛いと思えなかった時期があったのかな、それを乗り越えて、今こうして小さな妹を大切に思っているのかな、なんて、物語上にないことまで想像が膨らんでしまう作品です。
 

ピーターのささやかな抵抗が愛らしい絵本。

『ピーターのいす』E=ジャック=キーツ/さく・きじま はじめ/やく 偕成社

ピーターは、妹のスージーが生まれてから、自分の物だったものが次々にピンク色に塗り替えられ、スージーの物へと生まれ変わっていくのを目の当たりにします。この絵本では、この時のピーターの感情が何であるかの説明は一切なく、ピーターが自分の物だったそれを見つめる絵と、「あれ、ぼくの ゆりかごだったのに」、「あれ、ぼくの しょくどういす なのになあ」といったピーターのセリフだけで、言葉にならない感情を表現しています。
やがて、まだ青いままの椅子を見つけたピーターは、ある一大決心をするのですが、それがなんとも意地らしく、親目線で見ると可愛いのです。
絵は、コラージュ(切り絵)で出来ており、日本の和紙も使われている為、どこか温かみのある仕上がりになっているのも作品の雰囲気にあっていて素敵です。
 

愛されている自分に気づくことが出来る絵本。

『おたんじょうびのひ』中川 ひろたか/さく・長谷川 義文/え 朔北社

6歳になる、よしふみ君のお誕生会を前に、園では、みんなが生まれた時のことや、赤ちゃんに興味津々です。
赤ちゃんだった自分のことをお母さんに聞きたい”ぼく”は、家にかえって、早速お母さんに訊ねます。「おかあさん、ぼく うまれたとき どんなだったん?」お母さんの口から語られる、赤ちゃんだった時の自分。
懐かしそうな表情でどこか嬉しそうに答えるお母さんを見ていると、子どもであっても、きっと、これまで大切に育てられてきたのだということがわかるのかも知れませんね。
読んだ後で、赤ちゃんだった頃の子どものアルバムを開いて見たくなるのは、きっと、私だけではないはずです。

 

読み聞かせは、年齢制限なし!

いかがでしたか?今回は、赤ちゃん返りが起こってしまう原因にも意識を向けつつ、上の子の気持ちに寄り添った内容や、下の子がまだお腹の中にいるうちから読んであげることで「妹(弟)が出来る」ということがどういうことなのか、よりイメージしやすい内容の絵本などを選んでみました。
読み聞かせには、何歳までという上限はありません。お子さんが望む限り、たくさん読んであげてください。
間違っても、「もう、〇歳なんだから、自分で読めるでしょ!」なんて、突き放すような冷たい言葉はかけないであげてほしいです。
お子さんが読んでほしい時は、きっと、愛されているという安心感に包まれたい時。
そんな時は、出来るだけ受け入れて、精一杯応えてあげたいですね。

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夏に読み聞かせたい絵本15選

絵本で夏を感じよう。

7月になり、我が家の庭でも蝉たちの大合唱が聞こえるようになりました。
いよいよ、夏本番といったところでしょうか。
大人になれば、仕事が忙しかったり、子育てに追われていたりで、季節に浸る暇などないという方もおられるかも知れません。私自身、年々、一年が過ぎるのが早くなっている気がしています。

蝉の鳴き声や、風鈴の音、真っ青な空に浮かぶ入道雲、誰かと通った夏のあぜ道・・・。
誰しもが、きっと子どもの頃に感じたことのある、夏だけに聞こえる音や、見える景色。
絵本は、そんな、耳や目で感じるキラキラとした夏を、私たち大人に思い出させてくれます。
絵本を開けば、瞬く間に、心はあの頃の夏に戻っていくのです。
お子さんにとっても、やはり夏は特別で、大好きな季節。
今回は、そういった夏の音や景色を感じられる、夏に読み聞かせたい絵本を15冊選んでいます。
ぜひ、新たな季節の訪れを感じながら、読み聞かせをしてあげてください。

 

 

夏に読み聞かせたい絵本 15選

 

子ども心がくすぐられる絵本!

『ぼくのかえりみち』ひがし ちから/さく BL出版

「きょうは、このしろいせんのうえをあるいてかえろう」
そら君は、学校の帰り道、自分ルールを一つ作りました。それは、白線の上を歩いて帰るというもの。
白線が途中で途切れようが、無くなろうが、自分で決めたルールは絶対に守らなければなりません。
この絵本を読んでいると、自分がまだ小学生の頃、夏休みに学校の図書館へ本を借りに行った帰り道、姉と白線の上を裸足で歩いて帰ったことを思い出します。
私も、そら君と同じことをしていたからか、この絵本を読み聞かせていると、あの頃の夏の日差しや、いろいろな音、得体の知れない開放感が蘇ってくるのです。
そら君が自分自身に課したルールが、いかに「絶対」であるかがわかる描かれ方が秀逸で、読んでいるこちらまでドキドキハラハラとする作品です。

『ぼくのかえりみち』は、他の記事でも紹介しています。
5、6歳児におすすめの絵本20冊

 

小2むすこ
小2むすこ

横断歩道を渡るところの絵が、すごい!

 

4才むすめ
4才むすめ

お母さんに抱きつくところがいいね!

 

どこか懐かしい、田舎の夏休み。

『まほうの夏』藤原 一枝・はた こうしろう/さく・はた こうしろう/え 岩崎書店

こちらは、夏本来の楽しみ方をたくさん知ることが出来る絵本です。
ぐーたらな夏休みを送っていた都会暮らしの兄弟が、田舎のおじさんからの一声で、田舎の夏を満喫しに行くことになりました。
田舎には、都会では味わうことの出来ないワクワクがいっぱい。最初は戸惑っていた兄弟ですが、すぐに順応し始めるところはさすが子どもの力ですね。
いつかは覚めてしまうから「まほう」なのだろうと思うと、少しノスタルジックな気持ちになりますが、だからこそ、この夏をキラキラした思い出として、留めておくことが出来るのですよね。
田舎に暮らすうちの子からしてみると、「まほうの夏」というか、「ふだんの夏」ですが・・・。

小2むすこ
小2むすこ

この絵本を読んでいると、夏休みが楽しみで楽しみで、たまらなくなる。

 

4才むすめ
4才むすめ

ばあばの家みたい!

 

美しい夏の風景。

『夏がきた』羽尻 利門/さく・え あすなろ書房

こちらは、表紙の絵からして、夏の音や、香りが漂ってきそうな絵本です。
思わず、「わかるっ!」と言ってしまいそうな、扇風機、麦茶、花火、入道雲、通り雨・・・これら、夏の風物詩が、この絵本にはギュギュっと詰まっています。
子どもたちの生き生きとした表情や、真っ青な空に浮かぶ入道雲がとても気持ち良く描かれていて、引き込まれる一冊です。

小2むすこ
小2むすこ

これぞ夏っ!っていう感じ。

 

4才むすめ
4才むすめ

もくもくの雲がおいしそうだった。

 

かわいいかえるたちも夏を楽しんでいます!

『10ぴきのかえるのなつまつり』間所 ひさこ/さく・仲川 道子/え PHP研究所

10ぴきのかえるたちの住むひょうたんぬまで、年に一度の夏祭りが始まろうとしていました。このお祭りに欠かせないのが笛名人のどじょうじいさん。ところが、このどじょうじいさんが囚われの身になったから、さあ大変です!このままでは夏祭りが出来ません。そこで、10ぴきのかえるたちは・・・。
夏祭りメインと言うよりは、どじょうじいさん救出をメインに描いた物語ではありますが、このシリーズはこのドタバタ劇が持ち味だから、それでいいのです。一筋縄でいかないところがこのシリーズの面白さであり、このシリーズが大好きな子たちは、むしろ、このドタバタ劇を求めています。
あの手この手で、10ぴきの個性豊かなかえるたちが協力し合って切り抜けていく様子は、頼もしくも、可愛らしくもあり、子どもの心をつかんで離しません。

小2むすこ
小2むすこ

このシリーズ大好き!この話も、どうなるか先が気になって面白かった~。

 

4才むすめ
4才むすめ

かえるたちの名前が面白い!

 

キャンプに行く予定なら、読んであげたい一冊!

『10ぴきのかえる はじめてのキャンプ』間所 ひさこ/さく・仲川 道子/え PHP研究所

キャンプ好きのお子さんはもちろんのこと、これから初キャンプに行く予定のお子さんや、まだキャンプに行ったことのないお子さんにも、ぜひ、読んでいただきたいのがこちら。
先ほど紹介した「10ぴきかえるシリーズ」ですが、お騒がせな彼ら、実は、キャンプまで楽しんじゃっています。
10ぴきのかえるたちがキャンプなんて、何も起こらないはずがありません。
手作りカレーや、キャンプファイヤーなど、キャンプの王道も賑やかにこなし、かえるたちと一緒に、見ているこちらもキャンプ気分を楽しめてしまう一冊です。

小2むすこ
小2むすこ

10ぴきのかえるたちが楽しそうで、またキャンプに行きたくなった~。

 

4才むすめ
4才むすめ

キャンプでカレー、わたしも食べたい!

 

真っ赤に熟したスイカが食べたくなる!

『ありとすいか』たむら しげる/さく・え ポプラ社

夏と言えば、スイカですよね。こちらは、私が小学校に勤務していた頃、1年生だったか、2年生だったかの必読図書にもなっていた絵本です。
アリが見つけた大きなスイカ。美味しそうなスイカを巣穴に持って帰ろうと奮闘するアリたちのお話ですが、お話の中で何度も登場するスイカの、なんとも美味しそうなこと。真っ赤に熟れている大きなスイカと、真っ黒で小さなアリたちの対比も良くて、思わず絵を見入ってしまう作品です。

小2むすこ
小2むすこ

ぼくも、こんなに大きなスイカにかぶりつきたいっ!

 

4才むすめ
4才むすめ

わたしもっ!!

 

ダジャレ好きには外せない!

『なつやさいのなつやすみ』林 木林/さく・柿田 ゆかり/え ひかりのくに

夏野菜たちが夏休みを満喫する、こちらの絵本。
野菜たちが喋るたびにダジャレがさく裂しているので、ダジャレ好きの息子は、新たなダジャレが出てくるたびに声に出してそのダジャレを堪能していました。物語の内容そのものよりは、言葉あそびを楽しむタイプの絵本です。
ここで覚えたダジャレを言いながら野菜を食べると、苦手な野菜が克服できるかも知れませんね。とにかくダジャレが多い絵本なので、ダジャレがわかる年齢からが読み頃です。

小2むすこ
小2むすこ

野菜に関係したダジャレが、たくさん出てきて楽しかった。ぼくも使おうと思う。

 

4才むすめ
4才むすめ

お兄ちゃん、ダジャレばっかり言ってるもんね。ふふっ。

 

小2むすこ
小2むすこ

ダジャレは頭使うからな~。頭にいいんだ。

 

夏の主役といえば彼!

『セミくんいよいよこんやです』工藤 ノリコ/さく・え 教育画劇 

タイトルからワクワクするこちらの作品。内容は、まさしく、タイトル通りで、ずっと土の中にいたセミ君が、いよいよ地上に上がるその日が描かれています。
同じ作者の『ノラネコぐんだんシリーズ』が大好きな息子。こちらも気に入ったようで、何度も読み返しています。
工藤エリコさんの作品は、絵がとても愛らしくて素敵です。今回、擬人化(?)されているセミや、他の虫たちも、表情にどこか愛嬌があって、読んでいて笑みがこぼれますよ。

小2むすこ
小2むすこ

とにかくセミ君が可愛くて、応援したくなる。

 

4才むすめ
4才むすめ

セミの抜け殻って、こうやって出来るんだ!知らなかった!

 

暑い日に読んで涼しくなれる!

『ばばばあちゃんのアイスパーティー』さとう わきこ/さく・え 福音館書店

『ばばばあちゃんシリーズ』の中でも、お菓子作りをする内容のものは、作り方の簡単な手順が紹介されているので、読んでいると「作ってみようかな~。」という気にさせてくれます。
今回も、いろいろなものを凍らして(そんなものまで凍らすのか!というものまで)アイスパーティーを楽しんでいるので、「これを家でやったら、子どもは大喜びだろうな」と、思わずにはいられません。ばばばあちゃんの手にかかれば、暑い夏ですら涼しくなってしまうのですから凄いですよね。その行動力、見習いたいです。

小2むすこ
小2むすこ

こんなに簡単にアイスが作れるとは、思わなかった!やってみたい!

 

4才むすめ
4才むすめ

冷たくて、美味しそう!

 

夏の日常の中に見える「生」。

『生きる』谷川 俊太郎/詩・岡本 よしろう/え 福音館書店

こちらは、谷川俊太郎さんの詩「生きる」に、ありふれた夏の日常の一コマが挿絵となって描かれている作品です。
誰しもが、普段は無意識に生きていて、そのありがたさを忘れているけれど、ありふれた何でもない日常を送れることの大切さは、非常時になってみて初めて気づけたりしますよね。特に、これまで通りには生きられないコロナ禍の今読むと、詩も、絵も、なんだか痛いほど沁みてしまいます。
非常時だからこそ、ありふれた毎日を幸せに思えたり、
死を前にして初めて、生きることの素晴らしさに気づけたり、
そんなかけがえのない「生」が、この絵本の中にはたくさん隠れています。

小2むすこ
小2むすこ

絵を見て、道路にセミが死んでいたのを思い出したよ。

 

ゆる~い絵がクセになる!

『おばけのアイスクリームやさん』安西 永丸/さく・え 教育画劇

おばけの「ぼんちゃん」は、森のアイスクリーム屋さんです。いろいろなお客さんがアイスクリームを求めてやってきますが、ぼんちゃんは、お客さんそれぞれが喜ぶアイスクリームをちゃんとわかっているのです・・・。
特に大きな出来事が起こるわけではありませんが、話を進めていくうちに、次にぼんちゃんが作るアイスがどんな形なのかが気になってくる、どこかクセになる絵本です。ゆるいタッチで描かれた絵も、これまたクセになります。
暑い夏に、おばけと、アイスクリームと、極限まで無駄を削り取られたがゆえの、ゆる~い絵で、涼しくなってみませんか?
次にどんなアイスクリームが出来上がるのか、アイスをもらいに来たお客さんから想像して、お子さんと当てっこしても楽しいですね。

小2むすこ
小2むすこ

こんなアイスクリーム屋さんが本当にあればいいのに。ぼくなら絶対、カービィの形。

 

4才むすめ
4才むすめ

わたしは、ファントミラージュの形。

 

小2むすこ
小2むすこ

・・・それは難しいだろ。たぶん、キティちゃんぐらいじゃない?

 

4才むすめ
4才むすめ

ぼんちゃんなら、作ってくれると思う。ファントミラージュ。

 

爽快な夏のスタート!

『なつのおとずれ』かがくい ひろし/さく・え PHP研究所

気象予報士のかたつむりによって、梅雨明けが告げられました。そこで太陽が立ち上がり、「みんなに知らせますか」と一言。これにより、メロン、スイカ、セミ、カブトムシ、かきごおり、ソフトクリーム、せんぷうき、ひまわり、蚊取り線香、とうもろこし等々・・・夏の風物詩たちが、夏の始まりに向けて猛ダッシュ!最後は太陽の口が開き・・・。
もしも、夏の始まりが目で見てわかるなら、この絵本のような、爽快で楽しい感じがいいですね。
我が子には、「夏休み」と言われてたくさんの宿題をイメージするのではなく、こういった夏に出来る楽しいことをたくさん思い浮かべてほしいです。
かがくいひろしさんの絵は、ふんわりしていて温かいので、私も、うちの子たちも大好きです。

小2むすこ
小2むすこ

夏に関係する食べ物たちが、楽しそうで可愛い。最後は、そうなるのかっ!と、少し驚いた。

 

4才むすめ
4才むすめ

太陽の口の中は、熱くないのかな?

 


最後に、うちの子も愛してやまない「わんぱくだんシリーズ」を3本立てでご紹介します。
2019年9月に発売された『わんぱくだんのてんぐのすむやま』まで、シリーズは23作品となり、累計95万部を超える人気です。
3人の子どもたちが不思議な世界に迷い込み、冒険をする物語が、子どもたちは好奇心をくすぐられ、わくわくできるようです。23作品ともなると、クリスマスだったり、夏祭りだったり、季節感のあるお話がたくさんあり、読み手側も季節に合ったお話を選んで、手に取りやすいですね。
23作品の中に、夏に読みたい、ピッタリのお話がたくさんありました。

暑い夏に、少しゾクッと!

『わんぱくだんのおばけやしき』上野 与志/さく・末崎 茂樹/え ひさかたチャイルド

けん、ひろし、くみ、3人そろってわんぱくだん。
シリーズいつもの流れと少し違うのが、こちら。
いつもなら、3人が不思議な世界に迷い込んでしまうところですが、今回は、空き家でお化け屋敷ごっこをして終わりです。
ただ、お化け屋敷だけに、3人が怖~い体験をしちゃうので、怖がりさんの心臓はバクバクになるかも知れません。うちの怖がりさんは、「最後、怖かった~。」と言いつつも笑っていましたが・・・。
これくらいの程よい怖さが、怖がりさんには、ちょうど良いのかも知れませんね。

小2むすこ
小2むすこ

本物が出てくるとは思っていなかったので、ドキッとした。
最後の方に出てきた、後ろ姿の子どもたちの仕業だったのかな?

 

4才むすめ
4才むすめ

ちょっと・・・怖かった。

 

ちょっと不思議な夏祭り。

『わんぱくだんのなつまつり』上野 与志/さく・末崎 茂樹/え ひさかたチャイルド

表紙の絵が、とっても楽しそうなこちらの絵本。
わんぱくだんの3人は、お面を付けて、夏祭りを楽しむ準備万端。
楽しそうな太鼓の音色に誘われて、いつのまにやら不思議な夏祭りに迷い込んでしまいました・・・。
これぞ、わんぱくだんといった話の流れに、このシリーズ大好きのうちの子は、途中からニヤニヤが止まりません。
夏祭りの雰囲気もたっぷり味わえるので、このシーズンに読み聞かせてあげるのがピッタリな一冊です。

小2むすこ
小2むすこ

動物たちのお祭りなんて、ありえない話だけど、だからこそワクワクした~。

 

4才むすめ
4才むすめ

わたしも動物と友達になりたい。

 

プール遊びがいつのまにやら、海底探検に!

『わんぱくだんのかいていたんけん』上野 与志/さく・末崎 茂樹/え ひさかたチャイルド

小さなプールで潜って遊んでいたはずのわんぱくだんが、さらに潜って潜って、気づけば、そこは海!
この回も期待を裏切らない、夢のようなお話です。その上、海底にイルカの町があるだなんて、子どもの目がキラキラしないはずがありません。「いいな~。」と、終始、目を輝かせながら、物語に耳を傾けてくれることでしょう。
そして、わんぱくだんシリーズですっかりお馴染みなのは、最後に味わえるドキドキです。
夢オチで「なあ~んだ。そういうことか。」とがっかりさせておいてからの、くみのセリフ、「夢じゃないわ!ほらっ!」で、また、子どもの目はキラキラ。子ども心を最後までグッと話しません。
それにしても、イルカと一緒に泳ぐとは、なんて素敵なシチュエーションなのでしょう♪

小2むすこ
小2むすこ

小さなプールが海と繋がっているなんて、夢みたい!
こんなことが本当に起きればいいのに~。

 

4才むすめ
4才むすめ

イルカの国(町)に、わたしも行ってみたい!楽しそう!

 

 

夏は、なにか楽しいことが起こる季節。

いかがでしたか?
夏をテーマにした絵本は、探せばたくさんあります。
暑苦しくて、うっとうしい季節ではなく、なにか楽しいことが起こる季節。
お子さんが、わくわく、キラキラできる、そんな夏を絵本で一緒に感じることができると良いですね。

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七夕が近づいたら読み聞かせしたい絵本7選

七月七日を前に、七夕を題材にした絵本を読み聞かせよう。

 

七月の行事と言えば七夕ですが、七夕祭りなどが行われる、七夕に馴染みの深い地域にお住まいの方以外は、特に何をするでもなくスルーしてしまうご家庭も意外と多い行事なのではないでしょうか。
笹の葉を飾って、短冊に願い事を書いたり、夜空を見上げて天の川を探す・・・私が思い浮かぶのも精々その程度。七夕の日の過ごし方を熟知出来ている人って、実は、それほどいないのかも知れませんね。
七夕の起源もこれに然りで、もしも、お子さんに「どうして七夕があるの?」なんて聞かれた時、皆さんは答えることが出来るでしょうか。
実は、七夕にまつわるお話は沢山あって、由来も諸説あるようですが、そのどれもが、とても面白いストーリーのものばかりなのです。七夕が題材となっている絵本の中には、七夕そのものの起源が描かれた昔話風のものが沢山存在していて、今のお子さんには、それらが逆に新鮮に感じられるかも知れません。また、七夕が背景にある物語は、どれも温かな雰囲気で、読んでいてほっこりするものが多くあるので、この機会に、優しい親御さんの声で、ぜひ、お子さんに読み聞かせしてあげてください。

七夕が近づいたら読み聞かせたい絵本、6選

 

 

七夕の由来がわかる絵本!

『たなばたものがたり』舟崎 克彦/さく・二俣 英五郎/え 教育画劇

七夕の由来をお子さんに聴かれたら、まず、こちらの絵本を開いて見られることをお勧めします。
いろいろある由来の中でも、こちらは中国の民話を起源とした物語が描かれていて、興味深く読み進めることが出来ます。
七夕にはカササギの群れが織姫彦星を助け、天の川を渡らせてくれるようですよ。
星や星座に興味を持つきっかけにもなる一冊です。
 

オシャレなタッチで描かれた七夕!

『たなばたウキウキねがいごとの日!』ますだ ゆうこ/さく・たちもと みちこ/え 文溪堂

とにかく、絵が可愛すぎるこちらの絵本。ストーリーも可愛らしく、読んでいて笑顔になれる絵本です。
タヌキのポコくんが一生懸命書いた短冊は、隣の狐村まで飛んでいき、きつねのキコちゃんの元まで届きます。ポコくんが書いた願い事は「いっしょにあそべる ともだちがほしい」というもの。可愛い二匹がこの後どうなっていくのか、子どもも大人も可愛すぎて目が離せない物語です。
中国民話に描かれているカササギが登場したり、祭りの由来や七夕飾りの作り方なども載っているので、この一冊で七夕を知ることができ、七夕という行事をかなり堪能できますよ。
 

人気絵本作家の七夕絵本!

『ねがいぼしかなえぼし』内田 麟太郎/さく・山本 考/え 岩崎書店

こちらも絵が素敵な七夕の絵本です。
織姫と彦星が出会って、お互いを好きになり、仕事をかまけて遊んでばかり・・といった、こちらもやはり中国の民話が描かれています。低学年には少し話が長く、聴きづらいかもしれませんが、カササギが出てくる辺りでどの子も食いつくように思います。何と言っても、絵が素敵です。遠くからでも生える絵なので、複数の読み聞かせにも最適な絵本ですよ。
 

七夕が天女の物語だって知っていましたか?

『天人にょうぼう 七月・七夕のはなし』谷 真介/さく・赤坂 三好/え 佼成出版社

こちらはこれまでの中国民話ではなく、日本人なら昔話として一度は耳にしたことがあるのではないかと思われる「天女の羽衣」のお話が七夕の物語として描かれている絵本です。
元々、天女の羽衣の物語として広まっていた話があって、それに後付けで七夕の物語がくっついて七夕の由来として語られたのか、古くから七夕の起源として語られてきた物語の一つとして確立しているのか、謎が多い『天人にょうぼう』ですが、物語は元来、語られるうちに少しずつ、いろいろな物語が離れ、くっつきして形を変えてきたものであると考えれば、とても興味深いですよね。
「こんな由来もあるんだよ。」などと言いながら、どの由来が好きか、お子さんと話し合ってみるのも楽しいですね。
 

七夕祭りが描かれた絵本!

『たなばたまつり』松成 真理子/さく・え 講談社

話にこれといった大きな展開はありませんが、その分、七夕の夜が丁寧に描かれているのがこちらの絵本です。
願い事が叶う時、星が瞬いて合図を送ってくれるなんて、ロマンチックの何者でもありません。特に笹の葉を飾るわけでもなく、普段とあまり変わらず、七夕祭りとは無縁の、七夕の夜を過ごされているご家庭に、絵本で七夕を味わってもらうにはちょうど良い絵本かも知れません。
幻想的で、七夕の素敵な雰囲気を味わえる絵もとっても素敵です。
 

季節の行事絵本を探すなら、10ぴきのかえるシリーズが大助かり!

『10ぴきのかえるのたなばたまつり』間所 ひさこ/さく・仲川 道子/え PHP研究所

こちらも七夕祭りのことを描いている絵本ですが、登場するのは人ではなく、10ぴきのかえるや虫たち。七夕祭りには欠かすことの出来ない笹を探しに10ぴきのかえるたちが奮闘する物語です。このシリーズは、ひっくりかえるや、かんがえるなど、かえるたちのネーミングも愉快で、それぞれのかえるたちにもネーミング通りの個性があり、読んでいてクスッと笑えます。今回は、ザリガニが物語の良いスパイスになっていますよ。
 

子どもが好きなシリーズです!

『たなばたバス』藤本 ともひこ/さく・え 鈴木出版

シリーズもののこちら。以前は、確か、お正月の時に『まめまきバス』をご紹介させていただきましたが、『いただきバス』、『いもほりバス』に続いて三作目として出版されたのがこちらの『たなばたバス』です。どのシリーズも、愛らしいネズミとバスが大活躍していますが、このシリーズが子どもに喜ばれる点は、やはり、読む側も楽しく読める「ことば遊び」や飽きない「テンポの良さ」にあるように思います。七夕と、ネズミたちとバスが、どのように絡んでいくお話なのかは、ぜひ、読んでお確かめください。読み方次第で、子ども心をギュッとつかめる絵本であることは間違いありません。
 

七夕の夜に、絵本の読み聞かせ

 

いかがでしたか?
七夕の由来がわかる物語から、七夕の夜にちなんだ物語まで、七夕の絵本は大人も興味深く読める面白いものが多いように思います。
天の川で離れ離れになってしまった織姫と彦星が、七月七日に再び会う・・・そんな七夕の夜を彩る、素敵な絵本をお子さんに読み聞かせてあげてください。

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自粛中に、親子で暇つぶしになる本 10選+番外編5選

暇を持て余した時は、本を手に取ろう。

長い休みが続いて、しかも、家から出られない・・・。そんな時こそ、本と子どもを近づけるチャンスです。
普段、共働きなどで、子どもとゆっくり触れ合う時間がなかなか持てないお父さん、お母さんは、こんな時だからこそ、絵本を通したスキンシップを、ぜひ、お子さんと沢山とってみてはいかがでしょうか。

しかし、「絵本はすぐに読み終わってしまうし、この時期、図書館に借りに行くのは抵抗がある。」そうお思いの方もいることかと思います。そこで、今回は、一方的に親が読み聞かせをする絵本ではなく、親子で一緒になって暇つぶしできる本を10冊集めてみました。小学生低学年ぐらいまでのお子さんには、ひとりでするには少し難しい工作の本だったり、誰かと見ることでより一層楽しめる絵本だったりと、親子で一緒になって楽しめる本を中心に集めてみましたので、この機会に、お子さんと一緒に本で暇つぶしをして楽しんでみてください。
記事の後半には、番外編として、大人が暇つぶし出来る本もこそっと載せています。こちらもぜひ、ご参考になさってみてくださいね。

自粛中に、親子で暇つぶしになる本 10選

 

人気絵本作家、夢の共演!

『おえかきしりとり』新井 洋行・鈴木 のりたけ・高畠 那生・よしなが こうたく/作 講談社

こちらは、絵本好きなら著者名を見ただけで、ワクワクするに違いない夢のような絵本です。
絵本作家である新井 洋行さん(『れいぞうこ』)、鈴木 のりたけさん(『ぼくのおふろ』)、高畠 那生さん(『バナナじけん』)、よしなが こうたくさん(『給食番長』)が、絵でしりとりをただただしているのが一冊の絵本になったのがこちら。見ているだけで楽しいので、何の絵を描いているのか、お子さんと見ながら当てっこするのも良いですし、この絵本を参考にして、広告の裏などに、お子さんと「絵しりとり」を書いて遊ぶのも楽しいですね。
この休業中に、絵の腕が上がるかも?!

小2むすこ
小2むすこ

何の絵を描いているのか当てっこするのが、盛り上がった!(息子談)

 

4才むすめ
4才むすめ

おもしろい絵がいっぱい!(娘談)

 

工作好きには、たまらないシリーズ!

『小学館の図鑑 NEOのクラフトぶっくシリーズ』小学館

こちらは、工作好きなお子さんにピッタリな一冊です。切り取り線が入っているので、ハサミをほぼ使わずに作ることが出来ます。完成後は、遊ぶことも出来ますし、台紙に張って立体図鑑を作るなど、自主勉や自由研究にもお勧めです。
この『りったい恐竜館』は、18種類の恐竜がペーパークラフトで作ることが出来ますが、この他にも「昆虫」や「乗り物」、「花」など、沢山シリーズが出ているので、お子さんの「好き」に合わせて選ぶと、飽きずに楽しめますよ。うちの息子は、シリーズの「昆虫」を黙々と一人で作り、完成したものは、額縁に入れて、標本のようにして部屋に飾っています。

小2むすこ
小2むすこ

めちゃくちゃ楽しくて、時間があっと言う間に過ぎた!
次は、恐竜に挑戦!(息子談)

 

これを見れば、しかけ絵本が作れる!

『実物で学ぶしかけ絵本の基礎知識ポップアップ』デビッド・A・カーター,ジェームス・ダイアズ/著 大日本絵画

こちらは、仕掛け絵本の仕組みがとてもわかりやすく説明されているので、この本を参考にしてオリジナルの仕掛け絵本を簡単に作ることが出来ます。ただ、仕掛けによっては細かな作業が必要になって来るので、未就学児や低学年のお子さんは、親子で取り組まれることをおすすめします。
ストーリーと絵はお子さん担当で、親は仕掛け作りを担当するなどして、役割分担をして楽しむと良いかも知れませんね。

小2むすこ
小2むすこ

ひとりで仕掛けを作るのは難しいけれど、
ボクが書いた物語に仕掛けをつけて、動いた時には感動した!
また、やりたい!(息子談)

 

1ページ1ページ、指示を受けてこなしていく心地よさ。

『NHKノージーのひらめき工房 ノージーのひまつぶしブック』NHK「ノージーのひらめき工房」制作チーム,ツペラツペラ/著 金の星社

NHKの番組「ノージーのひらめき工房」から、暇な時に最適な一冊が誕生しました。
こちらは、雨で自宅から出られない時や、レストランの待ち時間など、ちょっとした暇な時間に、退屈せずに過ごせる優れものです。それぞれのページに色々な指示が書かれてあり、その指示通りに線を描いたり、色を塗ったり、落書きをしたり・・・子ども心を擽る内容です。我が子もすっかりハマってしまいましたよ。

4才むすめ
4才むすめ

いろんな絵が書けて、楽しかった!(娘談)

 

1ページをじっくり楽しめる迷路の絵本。

『お化けの迷路 ―幽霊の学校をぬけて地獄の迷宮へ―』香川 元太郎/作 PHP研究所

ビビりさんの我が子。迷路は大好きですが、これはどうか・・・。表紙を見るからには、なかなか怖そう。
そんな不安を抱きながら試しに見せてみた所、意外にも長時間じっくり眺めて、今ではすっかりお気に入りの仲間入りになってしまいました。
どのページも隅々まで細かに描きこまれていて、迷路はもちろんのこと、それ以外の絵に大人も釘付けになってしまう一冊です。

 

全て折り紙だけで作れちゃう!

『遊ぶ!飾る!かわいい!折り紙ドールハウス』山口 真/著 PHP研究所

こちらは、家も家具も、全てを折り紙だけで作ってしまおうという、折り紙の本です。
沢山の折り紙を使うので、百均等で買い足しをして、途中で枚数が足らなくならないように事前準備をしておきましょう。家具や小物が作れたら、好きなように家に配置をして、お子さんとお人形ごっこをして遊べますよ。
まるで、シルバニアファミリーのようなお家も、折り紙を何枚も使って作れるので、ぜひ、お子さんと一緒にチャレンジしてみてください。

4才むすめ
4才むすめ

お母さんと頑張って作ったよ!一緒に遊べてうれしかった!(娘談)

 

お店屋さんごっこを楽しめる本!

『おりがみ ごっこあそび ―おみせおしゃれあそび―』いまい みさ/著 小学館 

こちらは、お店屋さんごっこ好きのお子さんなら、目が輝くこと間違いなしの一冊です。
いろいろな料理を折り紙で再現することが出来、先にご紹介した『遊ぶ!飾る!かわいい!折り紙ドールハウス』同様、作っている間はもちろんのこと、完成してからも遊んで楽しめます。
料理の他にも、女の子が喜びそうなお化粧グッツの作り方も載っているので、ただ折り紙で作って終わりではなく、その後のごっこ遊びの小道具として折り紙がボロボロになるまで遊べます。

4才むすめ
4才むすめ

わたし専用、お化粧セットが出来ちゃった。(娘談)

 

親子でマジックにハマろう!

『【図書館版】超ウケキッズマジック(全3巻セット)』藤原 邦恭 /著 いかだ社

こちらは、小学生中学年くらいからであれば、一人でも楽しめるマジックの本です。低学年や未就学児のお子さんは、まだ少し一人で取り組むには難しいかも知れませんが、家族でわいわい盛り上がるには、期待できる一冊です。
お楽しみ会やお誕生日会などのパーティー向きなマジックから、学校の休み時間に披露できる簡単なものまで幅広く、全部で3巻あるので、どのようなマジックをマスターしたいかによって、読む巻を選んでみてはいかがでしょうか。
長いお休みに、マジックを沢山習得してみるのも良いかも知れませんね。

 

身近なもので、おもしろ実験!

『キッチンとお風呂でできる! 小学生のおもしろ科学実験』甲谷 保和 /著 実業之日本社

こちらは、小学生用に出版された、自宅で簡単にできる実験の本です。使う材料も身近なものばかりなので、気軽に取り掛かることが出来ます。
中身は、わかりやすい解説に加え、写真や絵で視覚的に理解しやすくなっていて、どの実験も興味深く読めます。水と空気編、酸とアルカリ編、うれしい・楽しい編、しんじられない!編、音と光編、磁石と電気編と、章ごとに沢山の実験が載っているので、お子さんの年齢に合わせて無理のないものを選び、ぜひ、この機会に親子で挑戦してみてください。

 

作った後に遊べる工作が沢山!

『お父さんもお母さんもわくわくさんになれる!―10分間で作って遊べる工作レシピ21 (NHK「つくってあそぼ」) 』久保田 雅人/著 現代書林

NHK教育テレビの人気番組だった『つくってあそぼ』から、10分間程度で簡単に作ることの出来る、工作レシピ本が誕生しました。
番組を見たことのある方は、ご存じの通り、『つくってあそぼ』の魅力は、おっとりしたゴロリと、楽しそうに作品を作るわくわくさん、それから、少ない材料で短時間に作成でき、誰もがマネできる工程の少なさ、その上、その完成品で遊ぶことが出来ることです。本作は、こういった番組の魅力がギュッと詰まっていて、簡単な工作を気軽にお子さんと楽しむことが出来ますよ。
お父さんお母さんがわくわくさんになって、お子さんがゴロリになって、『つくってあそぼ』のような工作教室をお家で開いて楽しんでみてはいかがですか?

【番外編】大人が自粛中に、暇つぶしになる本 5選

 

一生懸命ふざけた大人に、思わず笑っちゃう本。

『超暇つぶし図鑑』ARuFa/著 宝島社

この本の著者である、ARuFaさんのブログ日記が楽し過ぎて、夜な夜な読んでは声を出して笑っている私。
ある日、ふっとARuFaさんが「バリアを張った」日の日記(※詳しくは本をご覧ください。)を息子に見せたところ、息子は大爆笑どころか目を輝かせて興味津々に「ぼくも同じの、作りたい!」と一言。それからと言うもの、息子もあっという間にARuFaさんのファンになってしまいました。
そんな、息子も大好きARuFaさんのあれやこれやが一冊の本になっていると知り、買わないわけにはいきません。
本書でも、相変わらず、真剣にバカなことをしているARuFaさんが溢れていて、申し分のない内容になっています。
この本に載っているような、ARuFaさんの作品(?)の中には、様々な試行錯誤があった上で完成したものがあり、そちらのプロセスをARuFaさんの日記で確認しながら読むと、本書の面白さが2倍になると思います。気になる方はぜひそちらも一緒に、ご覧になってみてくださいね。

小2むすこ
小2むすこ

ARuFaさん、大好き!(息子談)

 

自分と向き合える本。

『PICK ME UP ―書くたびに自分がもっと好きになる―』アダム・J・カーツ/著 ワニブックス

こちらは、自分自身の心の声を聴き、使い方によっては、自分が向かうべき道への指針となりうる一冊です。
ワークシートに書き込んでいくことによって、自分の中でごちゃごちゃしている感情や、自分の本心以外の他からの雑音が取り払われていき、気持ちの整理が出来ていきます。
書き込みながら、改めて自分という人間を知るも良し、悩んだり、挫けそうな時に読み返して、一度、原点に帰ってみるも良し。
本書の使い方は、人それぞれです。
たくさん書き込んで、ぜひ、自分だけの一冊に仕上げてみてください。

時間を忘れて、没頭できる本。

『ぬりえBOOK ちいさな女の子の不思議な旅』杉山 美奈子/著 コスミック出版

暇な時に、楽しみながら時間を有意義に使う方法はいろいろありますが、中でも、ぬりえは、大人になっても私の中で没頭できることの代表格です。どんなに腹立たしい気持ちになっていたとしても、無心になって色鉛筆を細かく動かせば、おのずと心も穏やかになってきます。
こちらは、可愛らしい女の子がいろいろな土地を旅してまわる様子が描かれているぬりえBOOKで、どのページもオシャレなタッチで、ポストカードになりそうな愛らしさです。この他にも、大人向けに様々なぬりえBOOKがありますので、自分の好みに合った絵柄のものをこの機会に探してみてはどうでしょうか。
その行動が、思いがけない、あなたの新しい趣味に繋がるかも知れませんね。

時間を埋めるにも、知識を深めるのにも、持って来いな一冊。

『きほんを学ぶ 世界遺産100 世界遺産検定3級公式テキスト<第2版>』世界遺産検定事務局/著・編集 マイナビ出版

暇な時にこそ、教養を身に付けてみてはどうでしょうか。
こちらは、世界と日本の世界遺産の基礎を学ぶには、最適な一冊です。この一冊で世界遺産検定3級までの基礎知識を得ることが可能なので、興味のある方は、ぜひ、チャレンジしてみてください。写真が豊富に掲載されているので、こんな時だからこそ、世界旅行に行ったつもりになって、眺めてみるのも良いかも知れませんね。

「へ~。」が止まらなくなる本。

『時間を忘れるほど面白い雑学の本』竹内 均/編集 三笠書房

こちらは、目次を眺めるだけで、もう気になって仕方がない、そんな雑学がたくさん載っている、そわそわが止まらない雑学本です。
何となくは知っていたけれど真相が気になる雑学から、目からうろこの驚きの雑学まで、思わず誰かに語りたくなる雑学が218ギュギュっと詰まっています。インスタントコーヒーを作ったのが日本人だったとか、どうして、人間にはしっぽがないのかなど、「へ~。」が止まらなくなること間違いなしの一冊ですよ。
こちらを読んで、何となく頭が良くなった気分になるのは、たぶん私だけではないのではないでしょうか・・・。

本は暇つぶしに最適

いかがだったでしょうか。
暇な時だからこそ、親子で楽しめる本を10冊+おまけで大人向けに番外編5冊をご紹介しましたが、この中に気になる本はありましたか?
お子さんの性格によっても、興味が出る本、出ない本は違ってくると思いますので、お子さんの好みに合ったものをお子さんと一緒になって選んでみてはいかがでしょうか。きっと、「これ、やってみたい!」、「見てみたい!」というお子さんのキラキラした声が聞けるはずです。
楽しみながら教養を得られたり、家族団らんでお子さんが安心感を得られたりする点で、やはり、本は暇つぶしに最適です。
この機会に、家でひとり、だらだらとゲームをさせるより、親子で本を眺めて、お子さんにとっても親御さんにとっても、有意義なひと時を過ごしてはみませんか?

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春の陽だまりのように、心が温かくなる絵本

「絵本」を身近に感じられる喜び

皆さんは、春を感じる瞬間ってありますか?
大きな窓に振り込む日差しが、心地よくて、ほっとしたり、蝶が庭をひらひらと横切れば、「春だな~」と呟いたり・・・。
お天気の良い昼過ぎ、私は、ふっと「春」を感じる瞬間があります。
朝も夜もまだまだ寒くて、ジャケットを羽織らないと凍えてしまいますが、一日の中でたまに顔を出してくれる春を、今は楽しみにして過ごしています。

冬、ストーブの近くに腰かけて、肩寄せ合って読み聞かせていた絵本を、春には、庭のベンチに腰かけて、気持ち良い空気を吸いながら、読み聞かせられるという、贅沢。
せっかくだから、そんな時に読んであげる絵本は、春の陽だまりのように、心が温かくなれるものがいいですよね。

春本番はまだまだですが、心がほっこりとする絵本を集めてみましたので、ぜひ、優しい声で、お子さんに読み聞かせてあげてください。

春の陽だまりのように、心が温かくなる絵本

 

ラブラブな二匹の好き好き比べ。

『どんなにきみがすきだか あててごらん』 サム・マクブラッドニィ/さく アニタ・ジェラーム/え 小川 仁央/やく 評論社

こちらは、チビウサギとデカウサギのやり取りが微笑ましいお話です。
タイトルの通り、お互いがお互いを大好き過ぎて、「どれだけ相手のことを好きか」言い合い合戦が始まるのです。そのやり取りが何とも愛らしくて、読んでいてくすぐったくなります。
チビウサギとデカウサギの関係性は、物語の中には描かれていませんが、おそらく、親子ではないでしょうか。
優しい気持ちで満たされて、読み聞かせ後は、親子でラブラブになれる作品です。
 

小1むすこ
小1むすこ

とってもいい話。デカウサギが優しいところがいいね。チビウサギはかわいらしかった。(息子談)

 

母の深い愛を感じる絵本。

『いいこってどんなこ?』 ジーン・モデシット/さく ロビン・スポワート/え もき かずこ/やく 冨山房

「いいこってどんなこ?」ウサギのぼうやがお母さんに訊ねます。
それに対するお母さんの受け答えが、愛に溢れすぎていて、思わず、わが身を顧みてしまいました。
ついつい、我が子に多くを求めすぎてしまい、イライラ言いがちの私。本当は、ありのままの我が子が大好きなのに怒ってばかり。この絵本のお母さんのようになれたら・・・とは思っても、なかなか現実は思うようにいきません。
だからこそ、絵本を読む時間はたっぷり甘えさせてあげたいものです。

ド直球な質問を投げかけてくるウサギのぼうやを見ていると、子どもは親のことをよく見ているな~と思わずにはいられません。きっとウサギのぼうやは、この返しを待っていたんだろうな、なんて思いながら、ぼうやのお母さんの秀逸な受け答えに感心すらしてしまいます。
 

小1むすこ
小1むすこ

絵が暗いから、最初はこわい話かと思ったけど、いいお話だった!(息子談)

 

名曲が絵本になりました。

『はじまりの日』 ボブ・ディラン/さく ポール・ロジャース/え アーサー・ビナード/やく 岩崎書店

ボブ・ディランの曲は聞いたことがありませんが、この絵本を読んだことで、とても聞いてみたくなりました。
こちらは、ボブが息子に宛てて書いた「Forever Young」という歌の歌詞が絵本になったものです。絵を描いたポール・ロジャースも彼の大ファンということで、絵の中にボブ・ディランゆかりの人物や、ゆかりのものが沢山描きこまれているので、元々詳しい人はテンションが上がるのではないでしょうか。
日本語訳は、アーサー・ビナードさんで、以前、彼の書いたエッセイのようなものを読んだことがあった私は、「こんな素敵な訳詩をされる方だったのか!」と正直驚きました。
歌で言うサビの部分の詩も素敵ですが、「ひとりをたのしめ」とか、「星空へのぼる はしごをみつけますように」とか、親の思いが詰まっていて、声に出して何度も読みたい、むしろ、覚えて朗読したいと思える絵本です。
 

小1むすこ
小1むすこ

絵が面白い。
ボブ・ディランという人は、優しいお父さんということがわかった。(息子談)

 

無性にハグがしたくなる。

『しゅくだい』 いもと ようこ/ぶん・え 宗正 美子/原案 岩崎書店

今日の学校の宿題は、なんと、おうちの人に、だっこされてくること。
モグの家では、モグが一生懸命だっこをしてもらおうとしますが、小さな赤ちゃんのお世話に忙しいお母さんはなかなか気づいてくれません。読んでいると、モグに同情してしまいますが、最後の笑顔に全て持っていかれます。
読んだ後で、息子に、「こんな宿題、出てほしい?」と訊ねると、元気のいい「うん!」を頂きました。そして思わず、息子をギュッとはぐ。息子は「ふふふ~。」と、とても嬉しそうに微笑んでいました。
そんな、スキンシップが出来る素敵な絵本です。
 

小1むすこ
小1むすこ

たまには、こんな宿題がいい。ほかの宿題が出なくてこれだけなら、すごく嬉しいのに。(息子談)

 

故人を思う気持ちが温かい。

『わすれられない おくりもの』 スーザン・バーレイ/さく・え 小川 仁央/やく

ある日、アナグマは、動物たちに「長いトンネルの むこうに行く」とだけ手紙を残し、死んでしまいました。
残された動物たちは、冬の間中、悲しみますが、やがて、春が来てアナグマからの「おくりもの」に気づくのです・・・。

大切な人の死の乗り越え方という、子どもが読む絵本には、いささか重いテーマの絵本ですが、子どもなりにいろいろ考えるようで、とても真剣な表情で聞いてくれました。
今回、この「春の陽だまりのように・・・」のテーマで本を紹介しようと思った時、一番に思い浮かんだのが、実はこちらの絵本。
春の温かな日差しを思い浮かべた時、ふっと、このアナグマのことを思い出したのです。
故人の思い出を語ることで動物たちの「悲しみ」が溶けたと同時に、訪れた春。
いろいろなことを優しく教えてくれたアナグマは、動物たちにとって、まさしく、春の日差しのような存在だったのではないでしょうか。
 

小1むすこ
小1むすこ

かわいそうな話。アナグマは優しいな~と思った。
動物たちを、かわいそうだと思ったけど、春になってアナグマのことを思い出すところが良かった。(息子談)

 
 

 

読書に適した、春の気候

いかがでしたか?ご紹介した絵本の中で、気になる絵本があった方は、ぜひ一度、書店や近隣の図書館で現物に触れてみてください。
読書=秋だと思いがちですが、最も読書に適した気候が、本当は春であると、私は確信しています。
一番丁度良い気候で、何をするにも過ごしやすい季節なのですから、読書だって、当然、春が一番気持ちが良いのです。
ストーブで温まって、クーラーをガンガンに効かせて、
そんなことをしなくても、のほほんと読書の出来る春。

本当に、待ち遠しいですね!

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【2月3日は節分】鬼が出てくる、おすすめの絵本 15選

~はじめに~ 子育てと、物語の中の”鬼”

「いつまでも寝ない子のところには、が来るよ!」
「悪いことをするとに連れていかれるよ~。」
などと、子どもに脅しをかける親を見たことはないだろうか。
最近では、鬼と電話がつながるスマートフォンのアプリなんていうものもあるらしいです。
私は、ずいぶん昔に、とある人から、この”脅しながら育てる”子育てはやめておいた方がいいと言われ、その理由を聞いたことがあります。
すると、その人は「それを切り札にしてしまうと、信じない年齢になってしまってからの子育てが大変になるから。」と言いました。
そしてこうも言いました。
事あるごとに脅されて育てられてきた子は、それが嘘だとわかった時から、親の言っていることにあまり耳を傾けなくなる。
なるほど・・・と思った瞬間でした。
広い目で見ると、”脅しの子育て”が通用するのは、ほんの僅かな期間だけですものね。
それでも、日々、時間に追われている中での子育て・・・手っ取り早く、鬼の力も借りたいという気持ち、よくわかります。現代の話だけに留まらず、スマートフォンアプリのなかった時代、もっと言えば、テレビも絵本もなくて、言い伝えることでしか、物語を広めることが出来なかった、ずっと昔から、親たちは、子育てに鬼の力を借りていたのだと思います。
いつまでも寝ようとしない子に、
悪さばかりをする、手が付けられない子に、
鬼が出てくる物語を話して聞かせ、
「いつまでも寝ない子のところには、が来るよ!」
「悪いことをするとに連れていかれるよ~。」
と、やはり、現代と変わらず、子どもに脅しをかけていたのではないでしょうか。
やがて、その子供が大人になり、自分がされたように我が子に語ることとなり、また、その子供が親となって、その子供に語っていくことで、物語は少しずつ変化しながらも語り継がれてきたのです。
子どもが聞き入るように、親たちは少しでも面白い話を語ろうと思ったに違いありません。

誰もが知っている昔話が、親たちの子育て事情から今日まで受け継がれてきていると思えば、鬼による”脅しの子育て”も、そこまで全否定するものではないのかも知れませんね。
ただし、携帯アプリに頼るのは、いかがなものかと。
そう思う私は、古い人間なのでしょうか・・・。

今回、こうした”鬼”が出てくる絵本から、特に面白いものを15冊選びました
昔から語り継がれてきた名作から、現代の新しい切り口で”鬼”を描いた物語まで、
幅広く選んでみましたので、ぜひ、この機会に、スマートフォンを絵本に持ち替えて、
お子さんに読み聞かせてあげてほしいと思います。

鬼が出てくるおすすめの絵本:まずは王道の3作品から

まずは、日本人ならば一度は聞いたことがあるであろう昔話から、3作品。
人々を震え上がらせる恐ろしい鬼たちが、成敗される王道のお話です。

とにかく悪い鬼たちを懲らしめろ!

『ももたろう』松居 直/作 赤羽 末吉/絵 福音館書店

 

小1むすこ
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この桃太郎、めっちゃ強そう!(息子談)

 

 

小さくたって、やっつけられる!

『いっすんぼうし』大川 悦生/作 遠藤 てるよ/絵 ポプラ社

 

小1むすこ
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一寸法師が鬼をやっつける時の、「えい、やあ!」という、かけ声が可愛らしくて笑った。(息子談)

 

 

とにかく悪い鬼たちを懲らしめろ!

『こぶとりじいさん』いもと ようこ/作・絵 金の星社

 

 

鬼が出てくるおすすめの絵本:元ネタが興味深い2作品

続いてご紹介するのは、元ネタが興味深い2作品です。絵本の中には、元々の原作があるものも多くありますが、実は、ずっと語り継がれてきた昔話と一緒にされがちな、この2作品にも、元ネタがあったのを知っていますか?

実は日本の昔話ではない?!

『だいくとおにろく』松居 直/作 赤羽 末吉/絵 福音館書店

 

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面白かった~。でも、なんで鬼の子は、鬼の名前を歌ってたんだろう?(息子談)

 

 

軽快な語り口調の秘密は・・・。

『じごくのそうべえ』田島 征彦/作・絵 童心社

 

小1むすこ
小1むすこ

すごく面白かった!強い鬼がどんどん弱く見えてくるから笑えた。(息子談)

 

 

鬼が出てくるおすすめの絵本:大人が読んでもグッとくる2作品

続いて、人間にとって、恐怖の象徴ともいえる鬼が、どこか、人間味溢れる存在に感じられるグッとくる2作品をご紹介します。

健気な鬼の子に涙する。

『おにたのぼうし』あまんきみこ/作 岩崎ちひろ/絵 ポプラ社

 

 

涙で続きが読めません。

『泣いた赤おに』浜田 廣介/作 池田 竜雄/絵 偕成社

 

小1むすこ
小1むすこ

お母さんが泣いて、話がよくわからない。(息子談)

 

 

鬼が出てくるおすすめの絵本:子どもと鬼を面白おかしく描いた4作品

こわ~い鬼たちも無邪気な子供たちの手にかかれば・・・。鬼と子どもが登場する、クスッと笑える4作品をご紹介します。

鬼たちもかあちゃんの手にかかれば・・・。

『せんたくかあちゃん』さとう わきこ/作・絵 福音館書店

 

小1むすこ
小1むすこ

鬼まで洗うとは思わなかった。顔を書かれた鬼の顔が変で笑った。(息子談)

 

 

鬼に同情しちゃうかも。

『ソメコとオニ』斎藤 隆介/作 滝 平二郎/絵 岩崎書店

 

 

自分の中の鬼を豆で退治だ!

『おなかのなかにおにがいる』小沢 孝子/作 西村 達馬/絵 ひさかたチャイルド

 

 

怒るとツノが生えてくる?!

『わらっちゃった』大島 妙子/作・絵 小学館

 

小1むすこ
小1むすこ

おばけの世界でのショーが楽しかった!がいこつが出てきた!(息子談)

 

4才むすめ
4才むすめ

ちょっとだけ、こわかった。(娘談)

 

 

鬼が出てくるおすすめの絵本:新しい切り口で描かれた4作品

最後に、「そうきたか!」と唸りたくなる4作品をご紹介して終わりにしたいと思います。
鬼が出てくる絵本・・・本当にいろいろなお話がありますね。

ねずみ年の節分に読まなくて、いつ読むの!

『まめまきバス』藤本 ともひこ/作・絵 鈴木出版

 

小1むすこ
小1むすこ

絵が面白かった。いっぱいネズミが集まって、怪獣になっているところが気持ち悪かった。(息子談)

 

4才むすめ
4才むすめ

こわい鬼は出てこなかった。(娘談)

 

 

鬼たちの作戦が子どもたちに大うけ!

『オニじゃないよ おにぎりだよ』シゲタ サヤカ/作・絵 えほんの杜

 

小1むすこ
小1むすこ

まさか、そうなるとは思わなくて、めちゃくちゃ面白かった!(息子談)

 

 

鬼と人間との、異文化交流。

『それからのおにがしま』川崎 洋/作 国松 エリカ/絵 岩崎書店

 

 

視点を変えて見る面白さ。

『空からのぞいた桃太郎』影山 徹/作・絵 岩崎書店

 

 

~おわりに~ 節分と”鬼”、子どもに語れますか?

節分が近くなると、スーパーでは、鬼のお面が付いた豆の袋詰めが、山になって積まれている光景を目にします。
節分という行事に、”豆”と”鬼”は、欠かすことのできないキーパーソンなんですよね。
節分の日には、保育園で鬼に豆をぶつけたり、学校の給食で豆やイワシが出たり、ご家庭ではお父さんが鬼になって豆をぶつけられたり、鬼と豆で日本全体が大騒ぎです。
そんな中、豆を投げるときに叫ぶ「鬼は外、福は内」の意味を知っている人がどれほどいるのでしょうか。
子どもに、「なぜ豆で鬼を退治するのか、イワシの頭なのか、この行事にどういう意味があるのか」と訊ねられた時、あなたは、すらすら答えられますか?
ちゃんと伝えようとすればするほど、子どもには難しくて伝えづらくなってしまったり、
自分自身、あまり知らなくて、答えを濁してしまったり、
こういった伝統行事の由来を、子どもに説明するのは案外難しいものです。

こういう時、私はすぐに絵本に頼ります。
絵本は、子どもに大変分かりやすい言葉で語り、無理なく、ストンと、子どもたちの頭に情報を落としてくれるからです。困った時の絵本頼み。楽しみながら、知識を豊かにしていくことは、お子さんにとっても良いことですよね。
子育てに、どんどん絵本を使っていけば良いと思います。
”子育て”と”物語”は、ずっと昔から、切り離せない関係にあるのですから。

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【2020年干支】ねずみが出てくるおすすめの絵本 15選

今年の干支を絵本で読もう。

十二支の中の”子(ねずみ)”

2020年、今年の干支は、子(ねずみ)年です。
十二支の中で一番小さい動物ですが、順番は一番目。
なぜ、十二支の中で、ねずみが一番最初に来るのかを語った民話も数多くありますよね。
民話以外から言えば、「子」という、ねずみを表す漢字そのものに「繁殖する」という意味が含まれているらしく、植物の循環を表現している中国から伝わってきた十二支に、そういった意味の子(ねずみ)を一番最初に持ってくることで「新しい生命が種子の中に萌(きざ)し始める状態を表している」(『暮らしの歳時記』よりhttps://allabout.co.jp/gm/gc)のだそうですよ。
新しい年の始まりとして、十二支の中の子(ねずみ)は、なんだかおめでたくてピッタリですね。

人と鼠とのかかわり

鼠(ねずみ)は、ことわざや慣用句に多く使われていることでもわかる通り、
人とのかかわりが昔から濃い動物です。
子孫繁栄や、大黒天の使いなど、鼠から浮かぶイメージも決して悪いものばかりではありません。
ペット用に改良された鼠を、家族の一員として飼育している家庭も多く見られ、
現代でも、鼠は、人とのかかわりが非常に濃くあります。

そんな鼠ゆえに、ご存じの通り、絵本においても、時に相撲を取ってみたり、人のごとく生活していたりと、あらゆる物語で大活躍しています。絵本に登場している鼠たちは、小さくても勇敢だったり、賢かったり、どこか憎めないものが多く、今、少し考えただけでも、子どもたちに人気のキャラクターが多数思い浮かびます。
今回、そんな、ねずみさんたちが出てくるお話を15冊選りすぐって集めてみましたので、
ぜひ、この機会に、お子さんに読み聞かせてあげてください。

ねずみが出てくるおすすめの絵本 15選

 

年明けは、これで決まり!

『14ひきのもちつき』いわむら かずお/さく 童心社

 

小1むすこ
小1むすこ

え?もう終わり?!
字では書いてないけど、みんないろんなことしてて面白い。(息子談)

 

 

動物たちの表情に、思わず、ぷぷっ!

『ねずみくんのチョッキ』なかえ よしを/さく 上野 紀子/え ポプラ社

 

4才むすめ
4才むすめ

ねずみが小さくて可愛かった。(娘談)

 

 

”幸せ”は、日常の中にこそある。

『ねずみのよめいり』谷 真介/さく 赤坂 三好/え 佼成出版社

 

小1むすこ
小1むすこ

ねずみ、強っ!
お日さまが一番強いかと思ったのに、まさか・・・。(息子談)

 

 

人と繋がることの大切さ。

『ハリネズミと金貨』ウラジーミル・オルロフ/さく 偕成社

 

 

写真絵本で癒されて。

『ねずみのいえさがし』ヘレン・ピアス/さく 童話屋

 

 

住むなら、どっち?!

『いなかのねずみとまちのねずみ』アイソポス/さく  岩崎書店

 

小1むすこ
小1むすこ

面白かった~。自分なら、町がいいか田舎がいいか、悩むな~。(息子談)

 

 

欲しかった、こんなドールハウス!

『人形の家にすんでいたネズミ一家のおはなし』マイケル・ボンド/さく 徳間書店

 

 

悪者が出てこない昔話。

『ねずみのすもう』神沢 利子/さく 赤羽 末吉/え 偕成社

 

 

無鉄砲な子ネズミに、ドキドキハラハラ。

『こわい、こわい、こわい?しりたがりネズミのおはなし』ラフィク・シャミ/さく カトリーン・シェーラー/え 西村書店

 

 

行動力抜群のネズミ!

『としょかんねずみ』ダニエル・カーク/さく 瑞雲舎

 

小1むすこ
小1むすこ

図書館の先生が良い人で良かった。
ぼくの学校の図書館にも、サムみたいなネズミがいればいいのに・・・。(息子談)

 

 

ハプニングで形勢逆転。

『ねずみさんのくらべっこ』多田 ヒロシ/さく こぐま社

 

 

はたきおばけになって、大掃除。

『ぐりとぐらのおおそうじ』中川 李枝子/さく 山脇 百合子/え 福音館書店

 

 

きらきらした言葉の数々。

『フレデリック』レオ・レオニ/さく 好学社

 

 

人のせいばかりしていると、ろくなことにはならないよ。

『ツェねずみ』宮沢 賢治/さく 石井 聖岳/え 三起商行

 

 

一生懸命な、仲良しネズミたちが可愛らしい。

『5ひきのすてきなねずみ おんがくかいのよる』たしろ ちさと/さく ほるぷ出版

 

 

まとめ ~ねずみは愛されキャラ~

いかがでしたか?我が子に読んでみたいと思われる絵本は、この中にありましたでしょうか。
今回、ねずみが出てくる絵本をリストアップしている段階で、改めて、絵本には、ねずみという愛されキャラが、本当に多く登場しているな~と感じました。昔話にも沢山登場していて、つくづく、昔から、人の身近でしれっと暮らしていたのだな・・・と実感致しました。
小さくても勇敢で賢く、どこか憎めないねずみたちは、絵本の中の世界で、これからも愛くるしく動き回ってくれることでしょう。