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司書がおすすめする、旅行がしたくなる本10選

本から旅行気分を味わって。

 

➀お金はあっても時間がない。
➁時間はあってもお金がない。
➂お金も時間もない・・・。

みなさんは、どれに当てはまりますか?
私は間違いなく、➂番ですね~。
こういう時に限って、行きたい県や、行ってみたい国が沢山あったりして何だか悲しいですが、そんな時は、ただ、本を眺めて旅行気分を味わうのです。
素敵な写真や、紀行文を読んで、旅行した気分に浸ります。

今回は、そんな旅行がしたくなる本を10冊ご紹介していますので、ぜひ、旅行気分を味わってご覧になってみてください。
実際に旅行を考えている方にも、参考になる本だったりもするので、気になる方は書店やお近くの図書館をチェックしてみてくださいね。

司書がおすすめする、旅行がしたくなる本10選。

 

 

心も目も癒される、絶景。

『死ぬまでに行きたい!世界の絶景(シリーズ)』詩歩/著 三才ブックス

こちらは、Facebookページ「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」から誕生した写真集で、Facebookで過去に著者が紹介した中から特に人気があった絶景だけが、この一冊にまとめられています。
本になったことで、「直行便があるのか、時間はどのくらいかかるのか」など、絶景スポットまでの旅の流れの解説が加えられたり、いろいろなパターンの旅のプラン例が紹介され、旅行本としての役割も担うようになりました。

そして、こちらのシリーズを眺めるたびに、私の「行きたい場所」がどんどん増えていくのです。
世界にはあるんですね。こんな楽園のような場所が・・・。
シリーズどれをとっても、写真を見ているだけで癒し効果がありますよ。
 

まだ旅先が決まっていない方、必見!

『一度きりの人生絶対に行きたい夢の旅50 心震える絶景&体験ガイド』 A-works

こちらは、11万円から3泊5日で行けてしまう、旅プランが載っているガイド本です。
「旅行に行きたいけれど、どこに行くかはまだ未定。」
そんな方にピッタリな一冊。
タイトルにもある通り、「一度きりの人生、絶対に行きたい夢の旅」をテーマにして、選び抜いた絶景は圧巻です。
実際にこの本一冊で旅が出来るように、予算や手配先など、具体的な内容も沢山載っていますが、この本一番のお勧めポイントは、何と言っても、美しい写真の数々。これらの写真から、空気やそこに吹く風の音など、現地の息づかいがまるで聞こえてくるようです。
 

時間がない人におすすめ、週末海外。

『週末海外―頑張る自分に、ご褒美旅を―』小林 希/著 ワニブックス

海外旅行に行きたいけれど、時間がない。
そんな方にぜひ、お勧めしたい本があります。
こちらは、土日や、3連休、さらに有給が取れたら4,5連休で行くことが出来る海外旅行のプランが紹介されていて、お金はあるけど、時間がない人に打ってつけの一冊です。
香港やマカオなど2日間で行けるプランや、3連休あれば行けるウラジオストク(ロシア)やセブ島などのプラン、長期休暇で行けるイスタンブールやウィーンなどのプランが、これまで60ヵ国以上を訪れている著者の手によって、まとめられています。
著者ならではの海外通なコラムもためになるので、読んで得すること間違いなしですよ。
 

日本人も知らなかった日本の姿。

『大人のアクティビティ!―日本でできる28の夢のような体験―』小林 希/著 ワニブックス

こちらは、写真を見ただけでは、一見、海外かと疑ってしまうような日本の絶景が楽しめる一冊です。
著者がこれまで実際に体験してきた、夢のようなアクティビティを紹介されていて、<思いっきり身体を動かす編>、<大自然を体感編>、<日本の文化と歴史を体験編>、<非日常の世界へ編>と、4つのカテゴリーに分けられています。
長年日本に住んできた日本人ですら、日本の良さを再発見でき、知らなかった日本に出会うことが出来ますよ。
 

ひとり旅もありだと思える本。

『世界をひとりで歩いてみた―女30にして旅に目覚める―』真鍋 かをり/著 祥伝社

こちらは、タレントの真鍋かをりさんが計14ヵ国をたった一人で旅した、旅の記録です。
行き先が日本ならまだしも、海外ともなれば、女性の一人旅は「危険」なイメージ。
そして、そのイメージは、あながち間違いではありません。実際に、真鍋さんも、旅先でトラブルに巻き込まれそうになったり、怖い思いをしたこともあったようです。
ところが、この本を読み進めていくうちに、そんなネガティブなイメージはどこへやら、まず感じたのが、
行き当たりばったりの、ひとり旅も楽しそう!
という、ポジティブな気持ちでした。
なにより、ブログ女王と謳われていただけあって、文章がとても読みやすく、エッセイとして面白いのです。
旅先エピソードも楽しくて、真鍋さんと一緒に旅をしている気分になれますよ。
 

東欧の魅力がたくさん詰まった本。

『チャルカの東欧雑貨買いつけ旅日記』チャルカ/著 産業編集センター

こちらは、大阪の雑貨屋さん「チャルカ」が、1999年のオープンから東欧を旅して買いつけを行なってきた集大成として、これまでの思いや出会った雑貨たちを惜しげもなくまとめて、本にしたものです。
地球儀で見ると遠い東欧が、この本を見ていると、まるで隣町へ買いつけに行くような気持ちにさせてくれて、ぐっと身近に感じることが出来ます。
雑貨屋さんが出している本というだけあって、雑貨好きが見てもキュンキュンすること間違いなしの写真の数々。
本の装丁までがオシャレで、とっても素敵な一冊です。
 

いろいろなお祭りがあるんですね~。

『大好きに会いに行こう!世界のお祭り&イベントガイド』trippiece/監修 サンクチュアリ出版

世界の人々の中でも、特に日本人は、自分を表に出してコミュニケーションを取れない傾向にあると言われていますが、その恥じらいを脱ぎ捨ててくれるのが、非日常である「旅」かも知れませんね。
しかも、その上「お祭り」とくれば、お祭り好きの日本人が、自分を解放しないはずがありませんよね。
そう考えると、他国のお祭りやイベントに参加をすることは、その国の人達のことを理解して親密になれる、最も効果的な方法なのかも知れません。
本書では、<絶景好き>、<アクティブ好き>、<アート好き>、<パーティー好き>、<グルメ好き>に分けて、世界の様々なお祭りやイベントが紹介されているので、ぜひ、世界中のあつい体験を疑似体験してみてください。
 

こんな旅は、夢のまた夢だけれど・・・。

『365日世界一周絶景の旅(365日絶景シリーズ)』TABIPPO/編集 いろは出版

「もしも、1年かけて世界一周が出来たならば、こんな旅がしたい!」
沢山の絶景写真から、そう思わずにはいられない一冊です。
365日の絶景ということで、まるでカレンダーのような感じで毎日の日付と共に、どこかしらの絶景が紹介されているので、思わず、絶景写真の中から自分の誕生日の日付のページを捲って探してしまいますね。
毎日こんな素敵な絶景が見られる旅なんて、実際には不可能な分、この本からは沢山の癒しがもらえます。
 

現実にある、おとぎ話の世界。

『世界のかわいい村と街』パイ インターナショナル/編集 パイインターナショナル

こちらは、まるで、絵本の世界に迷い込んでしまったかのような、世界観。
日本では見られない、カラフルな色づかいだったり、石造りの家々がなんとも愛らしく、心ときめきます。
シルバニアファミリー感、もしくは、小人でもひょっこりと現れそうな、おとぎ話感が半端ない一冊です。
眺めているだけで、心地よい気分にさせてくれますよ。
 

心も目も癒される、絶景の数々。

『海外名作映画と巡る世界の絶景』インプレス編集部/著・編集 インプレス

こちらは、映画の中に登場する、思わずため息をついてしまうほどの美しい絶景の数々を、映画の話と一緒に紹介している本です。
あまりの美しさにCGだと思っていたあの場所が、実は、実際に存在する場所だったとすると、写真を見ているだけでワクワクしてきませんか?
ページにあるQRコードをスマートフォンで読み込むことで、グーグルマップで見ることも可能なので、この本だけに留まらず、世界中の投稿者からアップされた、実際の旅行の写真も見ることが出来ます。
本の中で紹介されている映画は、古いものから比較的新しいものまであって、100以上のスポットが載っているので、名作と呼ばれる映画がもう一度見たくなると共に、紹介されている絶景を、いつか拝みに行きたくなってしまいますね。
 

絶景には、癒し効果がある?!

 
いかがでしたか?いわゆる、「絶景スポット」の載っている本を中心に選んでみましたが、気になる本はあったでしょうか?
美しい絵画をじっくりと眺めている時のように、「絶景」は、私たちの心を安らかにしてくれるような気がします。
お金や時間の問題から、例え、本当にそこへ行くことは不可能だったとしても、これらの本を眺める時間は、決して無駄ではないと思うのです。

「いつか、行ってやるぞ。」という、気持ちで眺めたり、
「素敵な場所だな~。」と、憧れを抱いてみたり、

この時間、紛れもなく、私たちは癒されているのです。