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【2月3日は節分】鬼が出てくる、おすすめの絵本 15選

~はじめに~ 子育てと、物語の中の”鬼”

「いつまでも寝ない子のところには、が来るよ!」
「悪いことをするとに連れていかれるよ~。」
などと、子どもに脅しをかける親を見たことはないだろうか。
最近では、鬼と電話がつながるスマートフォンのアプリなんていうものもあるらしいです。
私は、ずいぶん昔に、とある人から、この”脅しながら育てる”子育てはやめておいた方がいいと言われ、その理由を聞いたことがあります。
すると、その人は「それを切り札にしてしまうと、信じない年齢になってしまってからの子育てが大変になるから。」と言いました。
そしてこうも言いました。
事あるごとに脅されて育てられてきた子は、それが嘘だとわかった時から、親の言っていることにあまり耳を傾けなくなる。
なるほど・・・と思った瞬間でした。
広い目で見ると、”脅しの子育て”が通用するのは、ほんの僅かな期間だけですものね。
それでも、日々、時間に追われている中での子育て・・・手っ取り早く、鬼の力も借りたいという気持ち、よくわかります。現代の話だけに留まらず、スマートフォンアプリのなかった時代、もっと言えば、テレビも絵本もなくて、言い伝えることでしか、物語を広めることが出来なかった、ずっと昔から、親たちは、子育てに鬼の力を借りていたのだと思います。
いつまでも寝ようとしない子に、
悪さばかりをする、手が付けられない子に、
鬼が出てくる物語を話して聞かせ、
「いつまでも寝ない子のところには、が来るよ!」
「悪いことをするとに連れていかれるよ~。」
と、やはり、現代と変わらず、子どもに脅しをかけていたのではないでしょうか。
やがて、その子供が大人になり、自分がされたように我が子に語ることとなり、また、その子供が親となって、その子供に語っていくことで、物語は少しずつ変化しながらも語り継がれてきたのです。
子どもが聞き入るように、親たちは少しでも面白い話を語ろうと思ったに違いありません。

誰もが知っている昔話が、親たちの子育て事情から今日まで受け継がれてきていると思えば、鬼による”脅しの子育て”も、そこまで全否定するものではないのかも知れませんね。
ただし、携帯アプリに頼るのは、いかがなものかと。
そう思う私は、古い人間なのでしょうか・・・。

今回、こうした”鬼”が出てくる絵本から、特に面白いものを15冊選びました
昔から語り継がれてきた名作から、現代の新しい切り口で”鬼”を描いた物語まで、
幅広く選んでみましたので、ぜひ、この機会に、スマートフォンを絵本に持ち替えて、
お子さんに読み聞かせてあげてほしいと思います。

鬼が出てくるおすすめの絵本:まずは王道の3作品から

まずは、日本人ならば一度は聞いたことがあるであろう昔話から、3作品。
人々を震え上がらせる恐ろしい鬼たちが、成敗される王道のお話です。

とにかく悪い鬼たちを懲らしめろ!

『ももたろう』松居 直/作 赤羽 末吉/絵 福音館書店

 

小1むすこ
小1むすこ

この桃太郎、めっちゃ強そう!(息子談)

 

 

小さくたって、やっつけられる!

『いっすんぼうし』大川 悦生/作 遠藤 てるよ/絵 ポプラ社

 

小1むすこ
小1むすこ

一寸法師が鬼をやっつける時の、「えい、やあ!」という、かけ声が可愛らしくて笑った。(息子談)

 

 

とにかく悪い鬼たちを懲らしめろ!

『こぶとりじいさん』いもと ようこ/作・絵 金の星社

 

 

鬼が出てくるおすすめの絵本:元ネタが興味深い2作品

続いてご紹介するのは、元ネタが興味深い2作品です。絵本の中には、元々の原作があるものも多くありますが、実は、ずっと語り継がれてきた昔話と一緒にされがちな、この2作品にも、元ネタがあったのを知っていますか?

実は日本の昔話ではない?!

『だいくとおにろく』松居 直/作 赤羽 末吉/絵 福音館書店

 

小1むすこ
小1むすこ

面白かった~。でも、なんで鬼の子は、鬼の名前を歌ってたんだろう?(息子談)

 

 

軽快な語り口調の秘密は・・・。

『じごくのそうべえ』田島 征彦/作・絵 童心社

 

小1むすこ
小1むすこ

すごく面白かった!強い鬼がどんどん弱く見えてくるから笑えた。(息子談)

 

 

鬼が出てくるおすすめの絵本:大人が読んでもグッとくる2作品

続いて、人間にとって、恐怖の象徴ともいえる鬼が、どこか、人間味溢れる存在に感じられるグッとくる2作品をご紹介します。

健気な鬼の子に涙する。

『おにたのぼうし』あまんきみこ/作 岩崎ちひろ/絵 ポプラ社

 

 

涙で続きが読めません。

『泣いた赤おに』浜田 廣介/作 池田 竜雄/絵 偕成社

 

小1むすこ
小1むすこ

お母さんが泣いて、話がよくわからない。(息子談)

 

 

鬼が出てくるおすすめの絵本:子どもと鬼を面白おかしく描いた4作品

こわ~い鬼たちも無邪気な子供たちの手にかかれば・・・。鬼と子どもが登場する、クスッと笑える4作品をご紹介します。

鬼たちもかあちゃんの手にかかれば・・・。

『せんたくかあちゃん』さとう わきこ/作・絵 福音館書店

 

小1むすこ
小1むすこ

鬼まで洗うとは思わなかった。顔を書かれた鬼の顔が変で笑った。(息子談)

 

 

鬼に同情しちゃうかも。

『ソメコとオニ』斎藤 隆介/作 滝 平二郎/絵 岩崎書店

 

 

自分の中の鬼を豆で退治だ!

『おなかのなかにおにがいる』小沢 孝子/作 西村 達馬/絵 ひさかたチャイルド

 

 

怒るとツノが生えてくる?!

『わらっちゃった』大島 妙子/作・絵 小学館

 

小1むすこ
小1むすこ

おばけの世界でのショーが楽しかった!がいこつが出てきた!(息子談)

 

4才むすめ
4才むすめ

ちょっとだけ、こわかった。(娘談)

 

 

鬼が出てくるおすすめの絵本:新しい切り口で描かれた4作品

最後に、「そうきたか!」と唸りたくなる4作品をご紹介して終わりにしたいと思います。
鬼が出てくる絵本・・・本当にいろいろなお話がありますね。

ねずみ年の節分に読まなくて、いつ読むの!

『まめまきバス』藤本 ともひこ/作・絵 鈴木出版

 

小1むすこ
小1むすこ

絵が面白かった。いっぱいネズミが集まって、怪獣になっているところが気持ち悪かった。(息子談)

 

4才むすめ
4才むすめ

こわい鬼は出てこなかった。(娘談)

 

 

鬼たちの作戦が子どもたちに大うけ!

『オニじゃないよ おにぎりだよ』シゲタ サヤカ/作・絵 えほんの杜

 

小1むすこ
小1むすこ

まさか、そうなるとは思わなくて、めちゃくちゃ面白かった!(息子談)

 

 

鬼と人間との、異文化交流。

『それからのおにがしま』川崎 洋/作 国松 エリカ/絵 岩崎書店

 

 

視点を変えて見る面白さ。

『空からのぞいた桃太郎』影山 徹/作・絵 岩崎書店

 

 

~おわりに~ 節分と”鬼”、子どもに語れますか?

節分が近くなると、スーパーでは、鬼のお面が付いた豆の袋詰めが、山になって積まれている光景を目にします。
節分という行事に、”豆”と”鬼”は、欠かすことのできないキーパーソンなんですよね。
節分の日には、保育園で鬼に豆をぶつけたり、学校の給食で豆やイワシが出たり、ご家庭ではお父さんが鬼になって豆をぶつけられたり、鬼と豆で日本全体が大騒ぎです。
そんな中、豆を投げるときに叫ぶ「鬼は外、福は内」の意味を知っている人がどれほどいるのでしょうか。
子どもに、「なぜ豆で鬼を退治するのか、イワシの頭なのか、この行事にどういう意味があるのか」と訊ねられた時、あなたは、すらすら答えられますか?
ちゃんと伝えようとすればするほど、子どもには難しくて伝えづらくなってしまったり、
自分自身、あまり知らなくて、答えを濁してしまったり、
こういった伝統行事の由来を、子どもに説明するのは案外難しいものです。

こういう時、私はすぐに絵本に頼ります。
絵本は、子どもに大変分かりやすい言葉で語り、無理なく、ストンと、子どもたちの頭に情報を落としてくれるからです。困った時の絵本頼み。楽しみながら、知識を豊かにしていくことは、お子さんにとっても良いことですよね。
子育てに、どんどん絵本を使っていけば良いと思います。
”子育て”と”物語”は、ずっと昔から、切り離せない関係にあるのですから。

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お正月に読み聞かせたい絵本 15選

絵本から日本の文化に触れて。

とある中学校に勤務していた時のことです。
お正月にまつわる本を展示していたコーナーの一角に、福笑いをつくって置いておいたところ、それを見つけた生徒たちが私に言いました。
「これ、なに?」
「これは、福笑いと言って、目隠しをして、顔のパーツを置いていく遊びなんだよ。目隠ししているから変な顔が完成して、皆で笑って福を呼ぶの。」
そう教えると、新しいもの好きの子どもたちは、意外にも大盛り上がりで福笑いを堪能していました。

今の子どもたちは、正月遊びに触れる機会がなかなかないようです。
大みそかは年越しそばを食べたり、元旦には門松を飾って、雑煮やお節料理を食べ、子どもたちは福笑いや羽子板で遊ぶ・・・。
核家族化が進む今の日本で、こういった伝統的なお正月の過ごし方をしているご家庭がどれほどあるのでしょうか。
この福笑いを知らない生徒たちとのやり取りは、少し大げさかもしれませんが、受け継がれていない日本文化の衰退を私に感じさせた、ささやかながらも印象的な出来事でした。

私自身、門松は飾っていませんし、(年越しそばは食べますが)雑煮やお節料理を子どもに作ったことは、ありません。けれども、この出来事を通して、我が子に、こういった日本文化を説明できない大人にだけは、なりたくないな~っと、思わずにはいられませんでした。

お節料理にはそれぞれどういう意味があるのか、
なぜ、門松をかざっているのか、
十二支になぜ、猫がいないのか、
子どもに訊ねられた時、「わからないな~。」ではなく、ちゃんと伝えられる大人でいたいですよね。
今回、お正月に読み聞かせたい絵本を、15冊選ばせて頂きました。
この中には、そういった、お正月に関するあれこれに、わかりやすく答えてくれている絵本も沢山含まれていますので、物語を通して、ぜひ、楽しみながら教えてあげてください。

お正月に読み聞かせたい絵本 15選

 

動物それぞれの、細かく描かれたエピソードが面白い!

『十二支のはじまり』岩崎 京子/さく 二俣 英五郎/え 教育画劇

 

小1むすこ
小1むすこ

とっても面白かった!ネコとネズミが、仲悪い理由がよくわかった。門の前を通り過ぎるイノシシが最高~。(息子談)

 
こちらの絵本もおすすめです。

愛嬌ある動物たちの絵がいい!

『じゅうにしのおはなし』ゆきの ゆみこ/さく くすはら 順子/え ひさかたチャイルド

 

ダジャレ好きには、この一冊。

『おせちのおしょうがつ』ねぎし れいこ/さく 吉田 朋子/え 世界文化社

 

小1むすこ
小1むすこ

歌ってるみたいな絵本だった!助け合うところもあってよかった。(息子談)

 

4才むすめ
4才むすめ

絵がもこもこで可愛い。(娘談)

 

 

これぞ、日本の年越し。

『おばあちゃんのおせち』野村 たかあき/さく・え 佼成出版社

 

 

可愛さとシュールさの両立!

『おもちのきもち』かがくい ひろし/さく・え 講談社

 

小1むすこ
小1むすこ

絵が面白くて好き!おもちに顔があって、逃げ出すところで笑った!(息子談)

 

 

お正月の楽しさが詰まった一冊。

『あけましておめでとう』中川 ひろたか/さく 村上 康成/え 童心社

 

 

美味しそうなお餅づくり。

『ばばばあちゃんのおもちつき』さとう わきこ/さく・え 福音館書店

 

 

年神様が出てくる絵本。

『おしょうがつのかみさま』おくはら ゆめ/さく・え 大日本図書

 

4才むすめ
4才むすめ

おしょうがつの神様がかわいい。みんなで一緒に遊んでいるのが楽しそう。(娘談)

 

 

子ども目線で描かれた、年越し。

『くまのこのとしこし』高橋 和枝/さく・え 講談社

 

 

リズムにのって、「どんどこどん」♪

『おしょうがつさんどんどこどん』長野 ヒデ子/さく・え 世界文化社

 

 

ポップなキャラクターが子ども心を擽ります。

『おせちいっかのおしょうがつ』わたなべ あや/さく・え 佼成出版社

 

 

人気シリーズのお正月。

『10ぴきのかえるのおしょうがつ』間所 ひさつ/さく 仲川 道子/え PHP研究所

 

小1むすこ
小1むすこ

カエルの家が、すべり台とかいろいろあって楽しそう。結局さいごには、みんな仲良く寝るところがいい。(息子談)

 

 

懐かしさ漂う絵本。

『もうすぐおしょうがつ』西村 繁男/さく・え 福音館書店

 

 

お節料理が仕上がる様子を、ユーモア満点に描いた絵本。

『十二支のお節料理』川端 誠/さく・え BL出版

 

 

お正月のあれこれは、全て開運に繋がっている!

『開運えほん』かんべ あやこ/さく・え あかね書房

 

 

まとめ ~絵本から感じられる「喜び」~

お正月は、テレビ等のメディアや、町のあちらこちらが、おめでたい雰囲気に包まれています。
それを肌で感じることの出来る子どもたちも沢山いるかと思いますが、
絵本からも、様々な物語を通して、新しい年を迎える喜びを感じてもらえたらいいですね。
今の日本は、移り変わりの激しい情報化社会で、次々に新しいものが生まれては、消えています。
だからこそ、液晶画面では決して得ることの出来ない、失くすべきではない「喜び」を
大切にして、次の世代へと繋いでいきたいです。

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【子ども編】クリスマスプレゼントには、ちょっと特別な絵本を。

絵本は、プレゼントに最適

クリスマスプレゼントのご購入はお済みですか?
玩具屋を梯子しながら、中にはギリギリになって慌てて買いに走っていらっしゃる方もいるかも知れませんね。
そんな方には、ぜひ、本屋に立ち寄って見られることをお勧めします。
絵本は、子どもはもちろんのこと、貰った子どもの親にとっても、玩具に比べて嵩張らず棚にしまえるので、喜ばしいプレゼントの一つです。
また、年齢にあった玩具や、流行りのゲームとは違い、ずっと長い間手元に残しておくことが出来るのも良いですよね。

プレゼントする子どもを想像しながら、どの絵本にしようかと考えるその時間・・・。
ぜひ、その至福の時をお楽しみください。

クリスマスプレゼントにおすすめしたい、特別感のある絵本15選

 

【小学男子編】

まずは、小学生の男の子が喜びそうな、特別感のある絵本を5冊ご紹介します。

とにかくド迫力!

『恐竜時代』ロバート・サブダ/著 大日本絵画

こちらは、開いた途端、お子さんの驚いた声が聞ける仕掛け絵本です。
ダイナミックな恐竜の仕掛けが、絵本を捲るたびに現れて、シンプルな表紙からは想像出来ない満足感を味わえます。
好きな子も多い、ティラノサウルスの仕掛けがこちら。※絵本ナビhttps://www.ehonnavi.net/より
絵本から今にも這い出してきそうです!
インパクトだけでなく、恐竜の知識もちゃんと学べるので、こんな本をプレゼントしてもらったお子さんは、間違いなく恐竜好きになりそうですね。
本を両手で持って、パタパタと開け閉めすると、まるで恐竜が動いているように見えます。ぜひ、お子さんと一緒に試してみてください。

(※画像:絵本ナビhttps://www.ehonnavi.net/より)
 

小1むすこ
小1むすこ

すごっ!!どうやって作ってるんだ!!恐竜、動いてる・・・。(息子談)

 

 

今、仕掛け絵本はここまで来た!

『サファリ』キャロル・カウフマン/作 大日本絵画

こちらは、映像のように、動物の動く姿が楽しめる作品です。
最初にこの絵本を見た時、「仕掛け絵本も、ついに、ここまで来たか!」と感動しました。
こればっかりは、手にもって確かめてもらうしか方法がなく、文面で感動をお伝えしきれないのが申し訳ないです。
このサファリの他にも、海の生き物『オーシャン』、氷の世界に住む生き物『ポーラ』、ジャングルの生き物『ジャングル』、絶滅寸前の生き物『ワイルド』があり、どれも感動が味わえますが、私のお勧めは、やはり『サファリ』です。アフリカで、実際に生きる野生動物たちを観察してきた著者が放つ、動物たちの躍動感が本当に素晴らしいです。
 

小1むすこ
小1むすこ

なんで?テレビじゃないのに、テレビみたい!!・・・テレビが本に、くっついてるの?(息子談)

 

 

知りたい気持ちを育てる絵本。

『地球探検』ジェン・グリーン/著 大日本絵画

地球の不思議について、ポップアップや透明シートで、わかりやすく説明してくれいている絵本です。
透明のシートで、本来ならば見えないはずの部分を見せてくれているので、新しい発見がいろいろ得られて、興味深く読み進めていくことが出来ます。
例えば、こちら。火山噴火の様子がリアルに表現されています。
自分が住んでいる地球の不思議について、楽しみながら沢山学べるので、「知りたい」気持ちの強い、好奇心旺盛な子にピッタリな一冊かも知れませんね。
(※画像:絵本ナビhttps://www.ehonnavi.net/より)

 

 

 

 

図鑑を考えているけれど、どれが良いかわからない人におすすめ!

『[新版]くらべる図鑑』 小学館

この機会に、図鑑をプレゼントしようとお考えの方は、『くらべる図鑑』はいかがでしょうか。
いろいろな出版社から図鑑は出ていますが、セット買いすると結構な値が張りますし、どの図鑑が良いのか比較して決めるにも、数が沢山ありすぎてなかなか大変です。その点、こちらの図鑑はシリーズではなく、一巻で完結しているので、購入しやすくプレゼントには最適です。子どもがよく聞く、「〇〇と△△、どっちが大きいの?」という疑問に、絵で、わかりやすく答えてくれているので、図鑑を眺めているだけで知識を得ることが出来ますよ。
また、現実では比べようのない、比較が不可能なものを、あえて隣に並べて比べているので、そんな非現実的な絵を楽しめるのもこの図鑑の醍醐味の一つかも知れません。

かっこいい空想生物に憧れるなら、こちら!

『幻の動物とその生息地 新装版』J.K.ローリング/著 静山社

こちらは、あのハリーポッターの中で、ハリー達が教科書として使っていたとされる本を、著者であるJ.K.ローリングが実際に再現した作品です。以前のものは、著者が挿絵を担当していたようですが、2017年に新装版となってからは、Jonny Duddleの装画と、Tomislav Tomicの挿絵で、更に、豪華にバージョンアップしています。物語上では、魔法動物学者のニュート・スキャマンダーが本書を書いたことになっているので、映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』と合わせて見るのも面白いかも知れませんね。想像が膨らむ、魔法動物のガイドブックです。

小学生の男の子は、やはり、かっこいい物に憧れる傾向にありますよね。
それに「わくわく」が付いてくるものであれば、尚更、
少年心を擽るのではないでしょうか。

 


 

【小学女子編】

次に、小学生の女の子が喜びそうな、特別感のある絵本を5冊ご紹介します。

開けば、美しい妖精の世界にうっとり!

『フラワー・フェアリーズ魔法のとびら』シシリー・メアリー・バーカ/著 大日本絵画

開いた瞬間、女の子なら誰しもが歓声を上げたくなる世界観。それは、まるで、本全体に魔法がかかっているような、不思議な感覚です。
ページを捲って、妖精の王国へと続く魔法の扉を見つける のですが、どのページも細かい絵と色づかいにため息がこぼれます。仕掛けを動かしながら、愛らしい妖精にうっとりしていると、最後の豪華な仕掛けにビックリ。今にも飛び立っていきそうな妖精たちに、親子でうっとりしながら読んでもらいたい一冊です。

切り絵アートのような精巧な作り

『くるみ割り人形』ロクサヌ・マリー・ギャイエ/著 大日本絵画

映画やバレエで人気の古典作品が、美しい絵本になりました。これまで、様々な作家さんの手によって描かれてきた『くるみ割り人形』ですが、こちらは特に芸術的で心打たれます。
中を開いてみますと、美しい切り絵の世界が広がります。
絵そのものは、いたってシンプルですが、三層の切り絵で表現されているので、奥行きがあって、物語に引き込まれるものがありますね。
美しい絵画を見ているような、ずっと眺めていたい作品です。
(※画像:絵本ナビhttps://www.ehonnavi.net/より)

 

 

可愛らしくて、満足感を味わえる作品を。

『ピーターラビットの絵本 贈り物セット』ビアトリクス・ポター/著 福音館書店

こちらは、物語に出てくる動物たちのユーモアのあるエピソードや、優しいタッチで描かれたイギリスの風景に、心癒される名作です。ラ・フォンテーヌの寓話集のような、教訓めいた部分もあるので、親から子へのプレゼントとしてもピッタリなのではないでしょうか。
ピーターラビットの絵本は、著者、ビアトリクス・ポターが友人の息子に宛てた絵手紙が基で書かれた物語だそうで、その為か、描かれているエピソードや絵は、どこか暖かで、温もりを感じるものばかりです。大切な人へ贈るために描かれたことを思うと、誰かにプレゼントするには最適なシリーズですね。

立体的なキラキラの馬車に、目を輝かせて!

『シンデレラ』マシュー・ラインハート/著 大日本絵画

誰もが知る名作が、華やかな仕掛け絵本になりました。舞踏会のシーンを描いたページでは、両手に本を持って開いたり閉じたりすることで、人々がくるくるとダンスを踊るようになり、ため息がこぼれますし、
馬車のシーンでは、煌びやかな立体馬車に感動すら覚えます。どのページもずっと開いたままで飾っておきたいほどの仕掛けの数々ですが、物語もしっかり描かれているので読み応えもある一冊です。ピーターパンや、不思議の国のアリスなど、沢山シリーズ化しているので、お子さんの好きな物語を選んでプレゼントしてあげると喜んでくれるかも知れませんね。
(※画像:絵本ナビhttps://www.ehonnavi.net/より)

 

幾層にも重なって作られた芸術に、感動!

『白雪姫』ジェーン・レイ/著 大日本絵画

こちらは、飛び出るタイプとは違う、舞台型のしかけ絵本です。前に紹介した『くるみ割り人形』のような切り絵を何層にも重ねることで、絵に奥行きが生まれています。
どのページも、物語の一場面を上手に切り取っていて素敵ですが、登場人物たちの表情はどこかシュールで、子どもに媚びていないところが新鮮です。各ページには赤い幕が描かれていて、まるで、小さな舞台を見ているような雰囲気を出しており、豪華な絵を更に引き立たせています。
特別な日の贈り物には最適な一冊です。
(※画像:絵本ナビhttps://www.ehonnavi.net/より)
 

小1むすこ
小1むすこ

ぼくも同じようなの作ってみるわ!(息子談)

 

4才むすめ
4才むすめ

面白かった!私もつくる・・・。(娘談)

 

 

小学生の女の子は、キラキラした可愛いものが大好きです。
精巧に作られた仕掛け絵本は、やはり、女の子の目を引き付けて放しません。
特別な日には、誰もが知っている「名作」に、大胆なエッセンスが加えられたものを
プレゼントしてみてはいかがでしょうか。

 


 

【男女どちらも編】

最後に、小学生の男女、どちらにもお勧めな、特別感のある絵本を5冊ご紹介します。

色々な仕掛けが楽しい!

『サンタさんのてがみ』ジョセフィン・コリンズ/著 ひさかたチャイルド

クリスマスの準備で、サンタさんは大忙し。そんな中、サンタさん宛ての手紙が一通、行方不明になってしまったから、さあ大変です。ねずみさんと一緒にいろいろな仕掛けを楽しみながら、手紙を探していくという、なんとも、ほっこりするお話のこちら。
子どもたちがサンタさんへ書いた手紙が封筒の中に入っていて、サンタさんがそれを読むという、子ども心を擽る絵本です。もちろん、実際にこの手紙は封筒から取り出して読めるようになっています。他にも、ひみつの地図や、立ち上がりの仕掛けなどもあって、遊べる仕掛けが随所に散りばめられています。見開きでサンタさんの家の様子が見られるのも楽しいですね。何歳になっても、こういった絵本は夢があって、子どもに贈りたい衝動にかられます。

この表紙が大丈夫そうな子なら、おすすめです!

『Alive生きている体』レイン・スミス/著 大日本絵画

表紙のインパクトが強すぎて怖い話かと思いきや、こちらは、ヒトの体の中を見事な仕掛けで解説している、図鑑のような絵本です。
なんと、ページを開くとドクドク心臓の音が!音が出る仕掛けは、少しドキリとさせられますね。絵では隠れてしまって見えない、身体の中の構造が、立体であるが故にとてもよくわかります。リアリティーにこだわっているのか、色や作りが、なかなかリアルな感じなので、そういうのが気にならないお子さんには、お勧めです。自分の身体の中の仕組みが、これほど簡単に、目で見て理解できる本は然う然うないのではないでしょうか。
(※画像:絵本ナビhttps://www.ehonnavi.net/より)

 

世界中で大人気の探し絵本。

『ミッケ(全8巻セット)』ジーン・マルゾーロ/著 小学館

私が子どもの頃は、『ウォーリーをさがせ!』が大ブームで、雨の日など教室でみんなこぞってウォーリーを探していましたが、今の時代はこちらです。(ウォーリーも未だ人気ではありますが。)
発売している小学館のホームページによると、日本だけでシリーズ累計860万部突破しているそうで、大人気の探し絵本です。

精巧なジオラマの中に隠されている、おもちゃや模型、アンティークやぬいぐるみなど、さまざまなものを探していく、おとなもこどもも一緒に楽しめる謎解き
(小学館ホームページhttps://www.shogakukan.co.jpより)

ウォーリーと違う点は、まさにここ。ウォーリーが細部まで描かれた絵が持ち味だったのに対して、どこかおしゃれな雰囲気が漂う、ジオラマ写真の中から、指示されたものを探し出していくのが『ミッケ!』の面白さなのです。ぜひ、ご家族でミッケを開いて、わいわいと団欒をして楽しんでください。

愛蔵版ならではの、特別感を味わって!

『愛蔵版エルマーのぼうけん』ルース・スタイルス・ガネット/著 福音館書店

こちらは、なんと言っても装丁が美しく、クロス調の表紙がおしゃれです。大切な人にプレゼントしてくださいと言っているようなものです。刊行60周年ということを記念して、絵や文を新規に作り直したという出版社の気合の入れようが、本書からビシバシと伝わってきます。
物語としても、広く読み継がれてきた名作だけに申し分なく、『エルマーのぼうけん』『エルマーとりゅう』『エルマーと16ぴきのりゅう』の3巻を通して進んでいくエルマーと竜たちの知恵と勇気の大冒険は、終始、子どもたちをわくわくとさせてくれることでしょう。
1巻読むごとに面白すぎて続きが気になるので、まとめて3巻セットは子どもたちにとって、願ったりな、嬉しいプレゼントとなるに違いありません。
 

小1むすこ
小1むすこ

エルマーが頭良くて、いつも凄いと思う。
エルマーがみかんの中身を食べて、竜がみかんの皮を食べるところが面白い!(息子談)

 

 

大学受験にも使える、一生物!

『学習まんが少年少女 日本の歴史』 小学館

最後は、これまでとは少し路線を変えて、絵本ではなく、歴史の学習まんがシリーズをご紹介します。
こちらは、映画にもなった『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の中で、著者である坪田信貴さんが実際にお勧めしていた勉強法の一つで、数ある、日本の歴史学習まんがの中でも、一番歴史の流れが掴みやすいとおっしゃられていたシリーズです。まんがだからと言って、侮ってはならないということですね。まんがを何度も読み込むことで、歴史好きになれるのであれば、お子さんも願ったり叶ったりなのではないでしょうか。
ちなみに、世界史は集英社が出しているシリーズがお勧めだそうですよ。

クリスマスプレゼントを見つけに、本屋へ行こう

いかがでしたか?
仕掛けのある絵本を中心に、
普段では、なかなか手が出しづらい、
特別感のあるものを選んでみました。

ゲームに溺れる小学生ばかりの昨今、
クリスマスのプレゼントが本だと聞いて、
がっかりした顔を見せる子も、中にはいることでしょう。

けれども、ページを開いて歓声が上がる本は、
ここでご紹介した以外にも、世の中に、まだまだ沢山、出回っています。
ぜひ、実際に本屋へ出向いて、触って、確かめてみてください。

絵本だって、立派なクリスマスプレゼントになりますから・・・。

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クリスマスに、子どもに読み聞かせたい絵本10選

待ち遠しいクリスマスを絵本から感じる喜び

子どもたちにとって、クリスマスは楽しみで仕方のないイベントの一つです。
「いい子しかプレゼントはもらえないよ!」などと言われながら、
その日をドキドキして待っている子も、
「気の良いおじいさんが、遠く北極圏から遥々そりを飛ばして、世界中の子どもたちにプレゼントを配ってくれる」
その不思議な話に、心の中で戸惑っている子も、
どんな子にも、その一大イベントを楽しむ権利があります。
今回、クリスマスに子どもに読み聞かせたい絵本として、10冊の絵本を紹介しています。
どの絵本も、クリスマスシーズンにピッタリな、心温まる物語ばかりです。
クリスマスが楽しみな子どもたちに、ぜひ、絵本からもクリスマスの雰囲気を味わせてあげてください。
そして、あわよくば、クリスマスがどういうもので、サンタクロースというおじいさんが何者なのか、
絵本で答えが見つかるといいですね。

クリスマスに、子どもに読み聞かせたい絵本10選

 

サンタクロースのモデルとなった、聖ニコラス

『クリスマスにくつしたをさげるわけ』間所ひさこ/さく・降矢加代子/え 教育画劇

 

小1むすこ
小1むすこ

こまってる人が助かってよかった。
・・・昔はサンタさん、プレゼントじゃなくて、お金をあげてたの?(息子談)

 

 

何歳になっても、こんな汽車に乗ってみたい!

『急行「北極号」』クリス・ヴァン・オールズバーグ/さく あすなろ書房

 

小1むすこ
小1むすこ

汽車の中が子どもたちだけなのが、面白かった。サンタの国に行ってみたい。(息子談)

 

 

サンタさんが見える箱?!

『クリスマスのふしぎなはこ』長谷川 摂子/ぶん・斉藤 俊行/え 福音館書店

 

小1むすこ
小1むすこ

小さいサンタさんが一生懸命がんばってて、面白かった。(息子談)

 

 

最後まで、「サンタ」という名前は出てきませんが・・・。

『ぐりとぐらのおきゃくさま』中川 李枝子/さく・山脇 百合子/え 福音館書店

 

最後は誰のツリーになる?!

『おおきいツリーちいさいツリー』ロバート・バリー/さく・え 大日本図書

 

小1むすこ
小1むすこ

小さいツリーを飾って、喜んでいるところが良かった。
どこまで小さくなるのか気になった。(息子談)

 

 

大切な人の笑顔を思い浮かべて、おくりものを選ぼう。

『賢者のおくりもの』オー・ヘンリー/さく・リスベート・ツヴェルガー/え 冨山房

 

小1むすこ
小1むすこ

ちょっと、むずかしかった。
かわいそうな話だったけど・・・。(息子談)

 

 

誰が誰にプレゼントしたっていい!

『クリスマスにはおくりもの』五味 太郎/さく・え 絵本館

 

小1むすこ
小1むすこ

サンタさんも喜ぶんだね!嬉しそうでよかった。(息子談)

 

 

細かく描きこまれた絵も魅力的です。

『サンタクロースと小人たち』マウリ・クンナス/さく・え 偕成社

 

今回は、あの人を助けます!

『おたすけこびとのクリスマス』なかがわ ちひろ/ぶん・コヨセ ジュンジ/え 徳間書店

 

4才むすめ
4才むすめ

小人がみんな仲良しで、かわいい。(娘談)

 

 

素敵な仕掛けが、嬉しい絵本。

『バスでおでかけ』間瀬 なおかた/さく・え ひさかたチャイルド

 

小1むすこ
小1むすこ

このバスは、楽しそうなところばかりを通るね~。クリスマスツリーのページもいいけど、他のページも楽しそう。(息子談)

 

 

まとめ ~クリスマスまでに~

最近、日本でも少しずつ知られてきた、ドイツの菓子パン「シュトーレン」をご存じですか?
レーズンやナッツ等が混ざった生地に、真っ白くなるまで粉砂糖が塗してある、甘~いお菓子です。
日本でも、ここ最近になって、パン屋さんで目に見ることが増えてきたように思います。
ドイツでは、クリスマスまでの待ち遠しい気持ちと共に、
クリスマスまでの4週間をかけて、このシュトーレンを薄く切って少しずつ食べていくのだそうです。
このシュトーレンのように、クリスマスまでのわくわくとした気持ちを、
絵本からも沢山味わって、クリスマス当日を待ち遠しく感じてもらえたらと思います。
「サンタさんって本当にいるのかな?」
「クリスマスって、なんであるのかな?」
クリスマスまでに、クリスマスの話を親子で沢山できると良いですね。