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家を建てる時に参考になる、おすすめ本

この記事では、家を建てる際に参考になる本をご紹介していますが、あくまでも、新居のイメージが膨らむ、インテリア系の雑誌の紹介であり、家づくりの流れがわかる本や、建築会社の選び方などの<家づくりのノウハウ>が載っている本を載せている記事ではありません。
そういったノウハウ本を知りたい方は、また後日、別の記事でご紹介するつもりですので、そちらをご覧ください。

 

イメージを伝えることの大切さ

家づくりをするにあたって、まず、一番重要なことは何だと思いますか?
資金面で無理をしないこと、それとも、施工業者選びでしょうか?
私は、これらは、どれも間違いではないけれど、一番ではないと思っています。
なぜなら、施工担当者の方に自分たちの持っている建てたい家のイメージを伝えることこそが、最も重要なことであると、身に染みて感じているからです。イメージが上手く伝わらなければ、せっかくのマイホームが、妥協しまくりという結果になってしまうことだってあります。
とは言え、これがなかなか難しく、我が家も、家を建てる時には本当に苦労しました・・・。

本の紹介の前に、我が家が、家づくりを始めた初期に、陥ってしまった失敗談を一つご紹介します。
比較的安価で、それなりにオシャレな家を建ててくれるハウスメーカーで、施工をお願いすることにした私たちは、「こんな家を建てたいんです。」と、頭の中にある家のイメージを担当の方に伝えました。
「なるほど、なるほど!わかります。いいですね!」
担当の方は、そう言って、後日、外観イメージを図面におこしたものを持ってきてくれたのですが・・・。

これが、まるで、コーポのよう!!

私たちのイメージしていたマイホームとは、かけ離れたものでした。
あれだけ、私たちが語るイメージに同調してくれていたのに・・・と、心底がっかりしました。
頭の中のぼんやりとしたイメージを、人に伝えるのは本当に難しいですよね。
そこで、沢山のインテリア雑誌をかき集め、「これだ!」と、イメージに近いものが載っているページに付箋をつけて担当者の方に見せたり、イメージを絵で描いて知らせたりと、とにかく視覚で伝えまくりました。
この頃には、かなり明確なビジョンが頭の中に出来ていたので、これを実現してくれるところはハウスメーカーにはないことに気づき、得意そうな工務店さんを見つけてイメージのすり合わせをしていました。

あの時の苦労から私たちが学んだこと、それは、家づくりにおいて、イメージを明確に施工業者さんに伝えることがとても重要であるということです。
そこで今回、あの頃の私たちのように、家づくりをお考えの方々が頭の中のイメージを形に変える上で、助けとなるであろう、インテリアの雑誌を厳選してみましたので、少しでもお役に立てれば、幸いです。

イメージに近い雑誌がこの中にあることを願います・・・。

家を建てる時に参考になる、おすすめ本

 

自然と調和する家をイメージするなら・・・。

『私のカントリー』 主婦と生活社

1991年創刊のこちら。「ナチュラルで気持ちのいい暮らし」をコンセプトに、温かみのある空間を提案してくれています。以前はもっと、アメリカ開拓時代の家庭を思わせるようなアメリカンスタイルのカントリーが多く特集されていたように思いますが、最近は、イギリスやフランススタイルの落ち着いたインテリアが沢山掲載されています。
ログハウスやカントリーインテリアに興味がある方は見て損はない雑誌です。

〇こんな方にピッタリ〇

・ログハウスを検討している方
・フレンチカントリーに興味がある方
・アンティークスタイルが好きな方

 

北欧テイストの家をイメージするなら・・・。

『北欧テイストで楽しむ100人の家づくり(NEKO MOOK)』 ネコ・パブリッシング

『北欧テイストで楽しむ部屋づくり』は、10組程度の部屋づくり事例が掲載されているインテリア雑誌ですが、こちらは、そのこれまで取材をしてきた多くのお宅の中から、特に反響の良かった100組の実例が、再編集の上、掲載されている特別版です。
どのお宅もハイクオリティーなセンスで見ごたえがあり、北欧風のインテリアが載った書籍を数冊購入するよりもこちらを一冊購入する方が断然お得です。

〇こんな方にピッタリ〇

・色を意識した家づくりに興味がある方
・北欧テイストをインテリアに取り入れたい方
・北欧雑貨が好きな方

 

生活しやすい家をイメージするなら・・・。

『&home』 エフジー武蔵

こちらは、「暮らし上手なひとのための家づくり」をテーマにおいている雑誌です。
毎回、家づくりに関することから特集が組まれていて、家事に実用的な家であったり、収納スペースがしっかりと考えられた家であったりと、暮らしやすさを重視した実例がとても参考になります。
様々なインテリアが紹介されているので、住みやすさをベースにした実用的なマイホームを希望されている方にピッタリです。

〇こんな方にピッタリ〇

・とにかく住みやすさ重視の方
・空間を賢く使いたい方
・いろいろなタイプのインテリアを参考にしたい方

 

モダンな家をイメージするなら・・・。

『モダンリビング』 ハースト婦人画報社

1951年創刊のこちらの雑誌のテーマは、「幸せを実感できる暮らしと空間」で、高級感のある、ゆったりとくつろげる「空間」のある暮らし方が提案されています。
全ページ、和モダンの特集が組まれている号もある(『ML BOOKSシリーズ 21 和モダンの邸宅12』 2019.1.11発売)ので、和風建築をお考えの方にもお勧めです。

建築家による、大人なモダンスタイルの実例が沢山楽しめる雑誌ですよ。

〇こんな方にピッタリ〇

・おちつける空間づくりをしたい方
・スタイリッシュモダンに憧れている方
・和のテイストを取り入れたい方

 

南欧風デザインの家をイメージするなら・・・。

『憧れのプロヴァンス流インテリアスタイル』 安田 薫子/著 講談社

こちらは、現地のマルシェ情報なども載っているので、まるっとインテリアの本ではありませんが、施工業者へ南欧風イメージを伝えるのには大助かりな一冊です。
よく日本で見るような、えせプロヴァンス住宅ではない、本場、パリで大人気のシャンブル・ドット(宿)の南欧インテリアスタイルが丁寧に紹介されています。
日本のインテリアショップガイドもついているので、ぜひ、参考にしてみてください。

〇こんな方にピッタリ〇

・クロスより、漆喰などの塗壁に憧れている方
・アーチ開口のある家にしたい方
・フランス田舎町のような風景が好きな方
・フレンチテイストの雑貨が好きな方

 

ナチュラルテイストな家をイメージするなら・・・。

『ナチュラルインテリアの家に暮らしたい』 主婦の友社

フレンチスタイル、ナチュラルモダン、ナチュラルシンプルなど、いろいろなタイプの家の事例が沢山載っているので、まだはっきりしたテイストは決まっていないが洋風でナチュラルな家をイメージされている方にお勧めです。
材料選びのノウハウや、インテリアショップのデータも載っているので、家づくりの知識も深まるシリーズです。

〇こんな方にピッタリ〇

・カフェのような家に憧れている方
・アンティーク家具が好きな方
・どんな家にしたいか、イメージがまだ固まっていない方

 

施工業者にイメージをしっかり伝えよう

いかがでしたか?
どのような家を建てるかまだ決まっていない方も、これらの本を見ていく中で、段々とイメージが定まっていくのではないでしょうか。イメージが固まったら、気に入った本のページに付箋を付けて、施工業者さんに、ぜひ、見せてください。
施工業者さんにあなたの思いが伝わって、きっと、素敵なマイホームが建つことと思います。

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