胸キュンするなら、小説より漫画?!
いつもは小説や絵本の紹介をしているこのサイトですが、今回はバレンタイン(過ぎましたが)ということで、番外編として少女漫画の紹介記事を書いています。
小説でも恋愛小説と言った括りはありますが、私は「ときめき」だけを求めるのであれば、どちらかというと恋愛小説より少女漫画の方が向いているような気がします。思わず、「ふふふ・・・」と微笑んでしまうような漫画を集めてみましたので、勉強の息抜きに、良ければときめいてください。
胸キュン必至!おすすめ少女漫画 10選
『なのに、千輝くんが甘すぎる』亜南くじら/著 講談社
こちらは、ずっと片思いをしていた相手にフラれた上にバカにされた女の子が、「好きにならないこと」を条件に、学校一のイケメンとひょんなことから「片思いごっこ」をすることになってしまうお話です。
巻が進むごとに、イケメンの心情がなんとなく透けて見えてくるので、思わず「はやく告白しろよ~^^*」とニヤニヤしますよ。
『お嬢と番犬くん』はつはる/著 講談社
こちらは、こわ~い裏稼業を生業とする家のお嬢(高校生)と、その家の若頭(26歳イケメン)のお話です。
お嬢の高校生活が心配でならない若頭は、年齢を偽ってお嬢と同じ高校に入学して学園ライフを送りますが、美人でほっとけないタイプのほんわかしたお嬢だけに、近づいてくる男子はたくさんいます。普段は冷静で落ち着いた物腰柔らかめの若頭ですが、そんな男子たちには容赦ありません。
お嬢への気持ちを我慢している若頭(ダダ洩れだけれど)や、若頭への気持ちが恋だと気づいたお嬢・・・これもまた、両想いのくせに互いの気持ちを口に出せないもどかしさがたまらない作品です。
『恋のはじまり』蒼井まもる/著 講談社
「あいつは好きなのか、どうなのか~?」というキラキラした期間、恋の始まりを丁寧に描いている作品です。
読んでいると学生時代に戻りたくなりますね・・・。
こういう恋愛は学校ならではで、うらやましいです。
主人公の性格が愛嬌があって、表情もどこか小動物を思わせるので、見ていて「ふふ・・・」と笑えて癒されますよ。
『マイ・ボーイフレンド』蒼井まもる/著 講談社
上の作品と同じく、友達から恋に変わっていく様子がきゅんきゅんに描かれています。
いいですね~。癒されます。笑
私は蒼井まもるさんの作品がどうやら好きなようです。蒼井さんの作品は、どれも雰囲気が優しくて、どの作品もほんわかとしています。登場人物のふとした表情がとても良いです。こういう漫画を読んでいると、こういうところが恋愛小説には無い少女漫画の良さだよな~と思わずにはいられません。(もちろん、恋愛小説には恋愛小説の良さがあるとは思いますが。)
『さくらと先生』蒼井まもる/著 講談社
またまた蒼井さんの作品ですが、こちらは生徒と先生ものです。
ぎりぎりまで先生の気持ちがよくわかりませんが、最後の方できゅんならぬ、ズドンと雷が落ちる感じ、「おおっ!」と思わず心の中で叫んでしまいます。健気なさくらを応援したくなる作品です。
『シンデレラ クロゼット』柳井わかな/著 集英社
男勝りな女子、春香が、女装趣味の男子と知り合い、友達になり、どんどんきれいになっていくお話ですが、真っ直ぐな主人公を次第に好きになっていく女装趣味男子の気持ちがなんとも切ないです。
この作品は女装男子が可愛らしいのですが、時折見せるカッコイイ男性バージョンにきゅんと来ない人はいないのではないでしょうか。なかなか実らない男性の片思いが読んでいて「胸キュン」です。
『1センチよりも近く』石沢うみ/著 講談社
こちらは、お互いのことを知っていくうちに、自分の中で相手の存在が特別なものになっているということに気づいていく過程が丁寧に描かれている作品です。ついつい距離が近くなってしまう男子と、それに戸惑う女子は、見ているこっちがくすぐったくなります。
恋に一生懸命な女子と、屈託のない笑顔が素敵な男子のきゅんきゅんなラブストーリーです。
『I Love Her』いくえみ陵/著 集英社
こちらは、人当たりのいい愛されキャラな女の子・花が、アパートの隣に住む学校の先生「しんちゃん」を好きになってしまうお話です。
誰とでも仲良くなってしまう花のことを、先生としてリスペクトするしんちゃんですが、花は、先生への好きが隠し通せなくなくなってしまいます。
この話は、女の子の性格がさっぱりしていてドロドロうだうだしていないところがよく、先生も大人としての分別をわきまえているのが現実的でいいです。
しんちゃんは自分の気持ちを見せることなく、ずっと「先生」を貫きますが、最後の巻では、「なんだよ~。やっぱり、そうだったのかよ~。」と思わずニヤニヤが止まりません。
先生の告白の仕方に、読んでいてきゅんと来ない人はいないでしょう。
『プロミス・シンデレラ』橘 オレコ/著 小学館
最初は退屈しのぎで、面白半分に早梅にちょっかいを出していた壱成ですが、早梅の真っ直ぐな言葉や態度に知らず知らずのうちに魅かれている自分に気づいてからは、素直になれない性格が災いしてなかなか思うようにいきません。恋愛に鈍感な早梅と、素直になれない壱成の恋愛模様は、時に笑え、時にこっぱずかしく、くっつきそうで、くっつかない二人は読んでいてドキドキします。
思うより先に行動してしまう壱成に、度々、「胸キュン」させられてしまう作品です。
『うるわしの宵の月』やまもり 三香/著 講談社
こちらは、2021年2月17日現在、まだ一巻までしか出ていないので、これからどんどん話が膨らんでいくと予想される作品ですが、一巻ですでに市村先輩の色気(?)が駄々洩れとなっていて、今後の展開が期待されます。
市村先輩に女子として扱われた宵の表情もとても可愛らしくて、女子ながら「胸キュン」しました。
おそらく、話数が進むごとに、市村先輩の宵が「気になる」気持ちが「好き」に変化していき、これからもっともっと宵と読者をときめかせてくれるのかな~と踏んで、今回おすすめ作品に加えさせていただきました。
中高生から大人まで楽しめる、少女漫画
小説にさまざまなジャンルがあるように、少女漫画にも、部活もの、ファンタジーもの、年の差ものなど、いろいろなパターンがあり、好みや気分によって楽しむことが出来ますよね。現実とのギャップは多少(結構?)ありますが、このような少女漫画が高校生活への期待であったり、活力になることだってあることを思えば、漫画だって、捨てたものではありません。
何歳になっても、少女漫画から、ときめきを、癒しをもらいたいものです☆彡